本人、代理含め68人が出席
定数30に対して新人12人、現職は56人(7月28日・木)
在任特例期間満了(9月30日)に伴う大仙市議会初の議員選挙に向けて市選管事務局では28日午後1時半から、神岡農村環境改善センターで立候補予定者への説明会を開いた。その結果、代理出席も含め定数30に対して新人13人、現職55人の合わせて68人が参列し、説明を受けた。告示は9月11日で、18日の投開票となっており、今後の情勢によっては立候補予定者に多少の増減はありそうだ。
大仙市は8市町村が合併して3月22日に誕生したが、市議選はそれぞれの地区ごとの小選挙区制ではなく、市全体を一つの選挙区とする大選挙区制を採用する。しかし、候補者が戦うには知名度のあるそれぞれの地盤を基礎に票の上積みを図り、当選圏を目指すことになる。
この日の説明会で最も立候補者の多かったのは大票田となる大曲地区で、新人4人に現職17人の21陣営が訪れた。新人の一人は住所は大曲日の出町だが、父は旧神岡町議会の副議長だったことから、実際の選挙地盤は神岡地区になりそうだ。いずれにしても大曲地区は旧町村を舞台に戦う候補者にとって、浮動票を取り込める場として標的に入っており、激戦地になりそうだ。
神岡地区は新人1人に現職4人が出馬しそう。新人といっても元町議であり、知名度は高い。それに元副議長の子息も同地区を地盤とする構えであり、混戦模様を深めそうだ。西仙北地区も現職6人に新人が3人が名乗り出そうで、混迷を深めそう。協和地区は現職6人が出馬の情勢。南外は現職3人に新人1人。こちらも新人とはいえ、元村議であり激戦は避けられない。
仙北地区は現職7人に新人1人が名乗りを挙げそうだ。しかし、ここも新人とはいえ元町議で、かつての町長選にも出馬した経験から知名度は高く、激戦となりそう。中仙地区も現職9人に新人1人の10人が説明会に訪れた。新人はやはり元町議。この元町議も2年前の町長選に出馬しており、旧7町村の中では最も多い立候補者となって、混迷を深めそうだ。太田地区は現職4人に新人1人が出馬する。新人の動きが活発だけに現職勢も危機感を強めている。
この日の説明会で市選管は立候補の手引き、届出用紙への記載例、公費負担諸用紙記載例などの資料を立候補予定者や代理出席した支持者らに渡し、説明していた。町村議選だと供託金はなかったが、市議選になると30万円の供託金を法務局へ届けなければならない。供託金は得票数が有効投票の総数を議員定数(30)で割って、それに10分の1をかけた票数を取らないと没収になる。
同市議選の場合、6月2日現在の各地区ごとの有権者数は▽大曲3万1874人▽神岡4993人▽西仙北8904人▽中仙9732人▽協和7378人▽南外3872人▽仙北6699人▽太田6350人の合わせて7万9802人(男3万7305人、女4万2497人)。投票率を仮に85%とする6万7831票となり、226票以上でないと供託金没収の対象となる。
一方で市議選は公費で行われるため、ポスターの印刷費、選挙カーの借り上げ代、運転手の費用、葉書、ガソリン代は公費負担となる。ポスターの掲示板は当初703カ所を見込んでいたが、60人を超える立候補者のポスターを並べられる掲示板となると横幅だけで10メートルを超え、物理的にも立てられないとし、548カ所に削減するなどの説明もあった。
また8月22日と23日に神岡福祉センター(神岡庁舎隣り)で、届出書類の事前審査も行う。22日は午前9時から正午までが神岡地域・西仙北地域の立候補予定者。午後1時から同5時までは大曲地域が対象となる。23日は午前9時から正午までは中仙地域と仙北地域。午後1時から同5時までは協和地域と南外地域、太田地域。
また大仙警察署では9月9日午前9時から正午まで大曲地域の立候補予定者の選挙カーの設備外積載許可申請及び検査を行う。そして午後1時からは旧町村7地域の立候補予定者の選挙カーの申請及び検査を行う。て
投票率を仮に85%とすると約6万8000票の奪い合いとなり、今回の説明会に参加した68人が全員が立候補すると1000票が平均値となる。このため1100票から1200票が当落線上のラインとなりそう。
03年4月の旧大曲市議選では1000票以上を獲得して当選した議員は10人で、トップは1375票だった。最下位は681票だった。しかし、町村の議員選では200から5〜600票台の争いだった。それだけに旧町村からの出馬は票争いも厳しく、少しでも知人や親類のつてを頼りに票を稼ぎたいと大曲地区での活発な動きが目立ってきた。