大曲直売所「菜果真」

農家の主婦たちの力の結集

今年もビニールハウスで元気にオープン(6月1日・水)

  大仙市大曲地区の農家の主婦グループが運営する大曲直売所「菜果真(なかま)」が1日午前8時、オープンした。代表を務める山田アイ子さんの夫が所有する田町の住宅街600平方メートルを借用して、66平方メートルのビニールハウスを建て、グループ17人が生産した野菜や果物、花、それに寒天や赤飯など加工食品を販売するもの。オープンと同時に多くの買い物客がどっと訪れ、飛ぶような売れ行きを見せた。

  菜果真は野菜やリンゴ、花などを栽培している農家の主婦たちが、お互いの仕事を手伝っているうちに、みんなで店を持ってみたいと始めた。今年で9年目になる。

  17人はピンク色のエプロン姿で午前7時ごろからオープンの準備を始めた。代表の山田さんは「家族と行政の支えで9年目を迎えた。今年から大仙市となったが、直売所の変わったところと言えば年を取っただけ。でも中身は変わった。いろいろアイディアを消費者に発信して、消費者と共に歩むお店として元気いっぱい、笑顔で頑張ろう」と呼びかけた。

  オープニングには大仙市農政課や県仙北地域振興局農林部普及指導課の職員、それにJA秋田おばこからもお祝いに駆けつけた。山崎長清おばこ大曲支所長は「来年は10周年の節目となる。アイディアを出し合って、お客さんのニーズに応えられるよう頑張って」とエールを送っていた。

  ハウス内は採れたての野菜やリンゴ、漬物、寒天などの加工食品、それに花の苗などがいっぱいに並べられた。オープン前から10数人のお馴染みさんが待っていたが、店開きするとハウス内は身動きできないほどの賑わい。菜果真の主婦たちは「今年もよろしく」と買い物客と笑顔であいさつを交わしながら、売りさばいていた。

  直売所は11月上旬まで毎朝午前8時から正午まで営業する。月曜日は定休日。代表の山田さんは「菜果真の魅力は品物の新鮮さと笑顔です。それに消費者と何でも話し合い、消費者と共に循環型農業を目指そうとしてます」と話した。

  菜果真では有機物を発酵させるEMぼかしを使った生ごみ処理への協力を消費者に呼びかけ、それでたい肥をつくって今年からハウスの裏に花壇をオープンさせた。また敷地内にコンポストも用意し、消費者が持ち寄ってくる生ごみでたい肥つくりをするなどごみを出さない循環型農業活動もしている。