モーテル風旅館に反対の答申

大仙市モーテル類似旅館規制審査会

高校生の通学路、青少年健全育成に問題(6月9日・木)

  大仙市モーテル類似旅館規制審査会は9日、委員会を開き、同市下深井字新百年地内の旧国道13号沿いの農地に建設が計画されているモーテル風旅館の建設に関して、建設主から市に出されていた同意申請書を審査した結果、高校生の通学路に面しており、青少年健全育成上、問題があるとして同意すべきでないと全会一致で決定、栗林次美市長に答申書を提出した。

  モーテル風旅館の建設を巡っては5月6日に下深井集落会(高橋慶市会長)から同市と市議会に対して反対の陳情書が提出されていた。集落会では「美郷町入口、それに約2キロ大仙市側に入った旧国道13号沿いに既に2軒のモーテル風旅館が営業しており、このままでは自分たちの住んでいる清純な生活環境が維持されない」として反対陳情を出していた。そして地元住民から集めた238人の反対署名簿も提出していた。

  モーテル風旅館は県南の建設業者が農地を取得、さらに隣接する地権者からも農地を借り受け合わせて3632平方メートルの敷地内に独立した14棟の客室の建設を計画しているもの。

  モーテル類似旅館規制条例は旧大曲市にはなかったが、合併前の旧神岡町でその条例を設けていた。大仙市では誕生と同時にその条例を準用して、規制条例を制定した。

  条例では「モーテル類似旅館の新築(改築も含む)する場合は、あらかじめ市長に申請書を提出し、同意を得なければならない」としている。さらに市長は建築主から同意を求められた場合、審査会に諮問し、同意するか否かを決定するとなっている。建築主からは5月9日に同意申請書が提出されていた。

  これを受けて市では市議2人と農業委員、環境審議委員、消費者協会、青少年健全育成関係、PTA関係などからなる10人の審査委員を委嘱し、同意申請書を諮問した。委員会では建設が予定されている現地も視察、その結果、規制条例第5条の児童生徒の通学路の付近に該当するなどとして同意しないと決定、答申した。

  委員の一人は「現地を視察した結果、自転車の高校生の通学路にもなっており、小学生も通る場所。とても同意できる環境ではなかった」と話した。