あきた21総合計画

第3期実施計画策定へ

県仙北地域振興局で地域懇談会(6月10日・金)

  県仙北地域振興局では2000年度にスタートさせた「あきた21総合計画」の第3期実施計画策定のため、広く県民の意見を聞こうと9日、第1回仙北地域懇談会を開いた。懇談会の委員には大仙市・仙北郡から男女それぞれ3人ずつの6人が選ばれ、意見交換が行われた。

  21総合計画では「時と豊かに暮らす秋田」の実現を目指し、観光ではその魅力の情報発信とグリーンツーリズムなど民間の力を掘り起こし、滞在型観光の推進に重点を置いてきた。農業の複合化では安全で美味しい農産物の生産・販売を通じて「食の里」を確立するため、「秋田せんぼく米」と大豆などの土地利用型作物の振興と野菜・花きなど戦略作物の拡大に力を入れた。交通の面では秋田新幹線の高速化で首都圏との時間短縮を図ったほか、角館バイパスの整備促進、大曲西道路の整備、そして秋田自動車道の大曲IC〜協和IC間の4車線化などを進めた。自然と調和した美しい地域空間では河川の親水空間の整備や田沢湖の老朽化した護岸の浸食対策を実施してきた。健康づくりでは生活習慣病と呼ばれるがん・心臓病・脳卒中・糖尿病などでの死亡率が高いため、食と運動を通じた健康づくりを推進、地場産品を活用した健康メニューの普及と食育の推進を図った。

  意見交換に入ると6人の委員からは「ホウレンソウ、えだまめ、アスパラガスなど戦略作物の育成はこれからも力を入れてもらいたい」との要望と同時にそうした地場産野菜を直売する店はあっても、規模が小さ過ぎるなど「食の里」としてまだ弱いとの指摘もあった。また学校給食の現場でも地元産の野菜をもっと使ってもらいたいとの要望もあった。県側から「安定した量の供給が必要であり、難しい面もある」との指摘もあったが、その地元でやれるよう指導に努めるべきだと委員から求められた。

  このほか、松くい虫対策や子育て支援、さらに農業・観光だけでなく大仙・仙北の特色を生かした商工業を伸ばせるよう、その育成にも力を入れてもらいたいなどの意見もあった。建設業を専門としていながら、介護、農業、住宅建築と多角経営している委員からは「情報交換の面でどこに話しに行ったらいいのかで困る時がある。そうした情報交換の場がほしい」との提案もあった。仙北地域振興局では8月にも2回目の地域懇談会を開き、素案の策定に取りかかり、12月までに第3期実施計画をまとめる。