振り込め詐欺を未然防止

秋銀大曲支店と女子行員

大仙警察署が感謝状を贈呈(6月21日・火)

  大仙警察署は21日、「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」を未然に防止したとして秋田銀行大曲支店(小関幸悦支店長)と同支店営業係で、ロビーマネージャーの照井良子さん(47)に菊地芳弘署長が感謝状を贈呈した。

  同署によると大曲支店では、金融機関が悪質な詐欺行為に利用されているとし、窓口での被害防止を徹底させようと来客の様子を観察し、その言動などから「振り込め詐欺」の恐れがある場合、行員が積極的に声をかけ対応するよう未然防止に努めている。

  照井さんは今月14日午前11時40分ごろ、大仙市内に住んでいる70歳の女性が、家族名義の定期預金、通帳などから多額の現金を引き出そうとしながらも、その手続きに戸惑っている様子から、声をかけて事情を聞いたところ、警察官を名乗ったオレオレ詐欺ではないかと思われたことから、上司に報告。その上司が事故を起こしたとする女性の息子さんの携帯電話に連絡して無事を確認、298万円の送金を思い止まらせ、振り込め詐欺を未然に防止した。

  小関支店長と共に同署を訪れた照井さんは「知っているお客さんで、お金を下ろすために伝票を書いている時の様子がおかしかったので、声をかけた」と話す。その客は警察官と名乗る男から「あなたの息子が大曲市で事故を起こしたため、示談金が必要だ」と言われて動転。さらに事故の被害に遭ったという女性がその電話に出ると盛んに泣き声を聞かせ、信じ込ませたという。

  同支店が振り込め詐欺に利用されたのはこの1年半で3件目。うち2件は行員の機転で事前に防止することが出来たという。小関支店長も照井さんも「多額の金額なので振り込む前に防止できて良かった」とホッとした表情だった。菊地署長は「こうした悪質な振り込め詐欺はこれからも後を絶たないと思う。警察から交通事故で示談の電話を入れることは絶対にあり得ないので、そのような電話を受けたらあわてないで、事実を確認してから行動してほしい」と呼びかける。