おめでとう満100歳

大仙市大曲西根

小笠原トメさんに長寿祝い金(6月25日・土)

   大仙市大曲西根字下太夫塚、小笠原トメさんは25日、満100歳の誕生日を迎えた。トメさんの100歳を祝って午前10時半に栗林次美市長と知事代理として仙北振興局の渡部文靖局長らが訪れ、市からは長寿祝い金50万円、県からは記念の置き時計と家族への「賞詞」が贈られた。

  トメさんは1905年(明治38年)6月25日生まれで、内小友出身。20歳で小笠原家へ嫁いで、農業を営みながら4人の子をもうけた。夫は40年前に他界、長男夫婦と共に生活していたが、いずれも7年前から10年前に亡くなり、現在は孫で会社役員の小笠原正巳さん(49)夫妻の世話を受けている。

  昨年までは草取りなど仕事を趣味にしていたが、昨年夏の暑さで体調を崩し、今はほとんど寝たきりの生活。それでも歩行器を使って歩くことはでき、食事も自分で起きて取っている。粗食で、好き嫌いはないが、果物が大好きとか。正巳さんと妻の絹子さんは「耳は遠くなったが、何事もきちんとした仕事をした人で、温厚な性格です」と話す。

  現在はショートステイやホームヘルプサービス、デイサービスを利用。週1回通うデイサービスで仲間と話すのを楽しみにしている。

  淡い水色の和服に黒いはんてんを羽織って、家族の介護を受けながら椅子に座ったトメさんは「市長さんが来てくれたよ」と正巳さんが声をかけると「せば、そこさ膝(ひざ)つかねば」と明治の人らしい律儀さをみせた。栗林市長も渡部局長もそれを聞いて「おばあさん。そのままで居て下さい」といたわった。

  そして渡部局長は記念の置き時計を贈ると同時に孫の正巳さんに「祖母のトメさんが満100歳を迎えたことはお年寄りを敬い、健康で明るい生活に努めたたまもの」と寺田典城知事からの「賞詞」を手渡した。続いて栗林市長がお祝い金を手に「100歳の誕生日おめでとうございます。お祝い金を贈りますので、お小遣いにして下さい」と贈った。トメさんは遠慮がちな笑顔で「ありがとうございます」とお礼を述べていた。神宮寺に住んでいる長女(69)と美郷町にいる次男(66)もお祝いに駆けつけていた。