高齢者世帯を助けよう

美郷町職員組合

今冬2度目の除雪ボランティア派遣(3月4日・金)

  美郷町職員労働組合(高橋一久委員長・組合員270人)では4日、今冬2度目の除雪ボランティアを町内の高齢者宅に派遣した。同町では1月20日にも積雪1メートルを超え、役場職員33人による除雪ボランティアを結成して、六郷地区を中心に希望のあった高齢者宅8軒の雪下ろしをしている。

  その後も降雪は続き、2月7日には積雪120センチを超え、町では豪雪対策本部を設置して警戒に当たった。各家々での雪下ろしもこの頃から再び一斉に始まったが、お年寄りの力では無理な上、業者に頼んで請け負ってもらうと1回で2万円前後の出費となる。それだけに屋根に雪を上げたまま我慢する家が多くなった。

  しかし、これからは雨が降ってさらに屋根の雪を重くする。このため家の倒壊や破損の危険も一層高まる。見兼ねた組合ではもう一度、ボランティアで雪下ろしをしようとなった。これを受けて町社会福祉協議会や民生委員、それにデイサービスセンターのホームヘルパーなどを通じて希望する家を調べてもらった結果、千畑地区12軒、六郷地区6軒、仙南地区10軒の合わせて28世帯から雪下ろしの依頼があった。

  組合員にボランティアへの参加を呼びかけた結果、男性33人の応募があり、6人から7人編成で班を組んで28軒全部を回ることにした。

  六郷地区の武野竹蔵さん(89)、アイさん(85)宅では夫の竹蔵さんは入院中。アイさんはホームヘルパーの世話を受けている。平屋建ての屋根の雪は一度下ろしてもらっているが、その後も降り続ける雪で屋根には再び1メートルを超す雪が積もっていた。ヘルパーたちは見るに見兼ねて雪下ろしボランティアの話に飛びついた。

  武野さん宅はまるで雪の中に家があるような状態となっていた。スコップを手に屋根に上がった職員たちは手分けして雪下ろしをした。アイさんの面倒を見ているヘルパーたち3人が車で駆けつけ、何度も頭を下げてお礼を述べていた。

  職員たちは「職務の合間を見ての作業だけに大変だが、今夜は仲間で〃ご苦労さん会〃でも開いて乾いたのどを潤したい」と話していた。

  美郷町は昨年11月1日に旧千畑町、旧六郷町、旧仙南村が合併して誕生した。旧仙南村では前から役場職員が、村内の高齢者世帯を対象にボランティアで屋根の雪下ろしをしてきた。合併と同時に労組も一つになったが、かつての仙南村職員の〃親切さ〃は引き継ごうと組合員に参加を呼びかけた。