栗林大曲市長、会見
県の方針に一定の理解を示す(3月7日・月)
大曲市の栗林次美市長は7日の定例記者会見で、県が太田町に計画していた真木ダムの建設が中止の方針を示したことで大曲仙北合併協議会の委員らと4日、寺田典城知事と会談したことに関して「12日に大曲市と太田町で知事が説明会を開くが、現実問題として住民がある程度、判断できるような話を整理して持って来ると思う」と述べた。県が真木ダム中止の方向へと踏み切ったことに市長としても一定の理解を示したものと見られる。
栗林市長は「知事の説明では仮にダム建設が順調に進んでも完成は平成35年であり、むしろ5〜10年で斉内川の堤防のかさ上げなど洪水調整こそが現実的で安全でないかとのことだった。また建設費も300億円を上回ると予想され、県の財政規模、国の方針からも現実的でないとのことだった」と述べ、玉川の水を使用した場合でも安全性に問題はないとのデータも示したという。さらに県は玉川以外にも農業用水の転用なども選択肢の一つにしているという。
栗林市長自身も「玉川の水に対しては今も毒水だというイメージを持っている人もいるが、玉川ダムの中和施設と田沢湖で酸性水の問題は完全に克服されており、もうそう言う時代ではない。現実に玉川の水を利用して米を作っており、風評被害を考えたら軽率なことは言うべきでない」と答えた。
また22日の合併と同時に大曲市長としての職務は終わるが、栗林市長は「就任して以来この1年5カ月は忙しく動けた。合併は地域の力をつけるため。人口約10万となる大仙市に対して、人口4万の大曲市がこれまでやってきた仕組みの悪いところは直さなければならないが、10万の市になるためのことはやったという満足感はある。私の発案だけでなく、前の市長時代から温めてきた乗合タクシーと循環バスとの組み合わせ、除雪の面でも前向きに取り組んできた」などと述べた。