大曲市の地域いきいきビジョン

内小友余目地区はホタル狩りの名所へ(3月17日・木)

 大曲市内小友「余目地域活性化対策いきいき会議協議会(加藤加一会長)」ではこのほど「美しい四季  癒しの郷構想─元気が出る余目─」をまとめ、地域いきいきビジョン策定支援事業として計画を市に提出した。

  余目地区は七頭、太田、寺山、元木、高寺、石持、深山など10の集落からなる雑木林を主とする里山に包まれた地域。少子高齢化が一段と進んでいるが、大小13カ所のため池と里山林、平坦地の水田、そしてホタルが飛翔する小川など豊富な自然環境があり、住民自らが行動を起こすことで「元気がでる余目」を目指し、新しいタイプの農山村空間創出に挑戦しようとしている。

  具体的な地域づくりのアプローチとして里山の保全と利活用を図るための森林とふれあう健康リフレッシュのためのセラピーロードを計画した。また、明治時代から構築された大小13カ所のため池があり、コガマ、ヒツジグサ、ヒシ、ジュンサイなど多くの水性植物が繁茂、水鳥も飛来していることから、ため池環境を整備し、憩いの親水堤としての活用を図るとしている。さらに土堀水路や小川は生態系の回廊として重要であり、水系のクリーンアップの実行で環境保全に努める。特に高寺川にはホタルが生息しており、初夏にはホタルの乱舞が観られるだけにホタル狩りの名所として継続整備するとしている。

  また農業の面では消費者ニーズが食の安全、安心を求め、量から質へと変移しており、減農薬米から徐々に無農薬米を提供できるオンリーワンの余目米の生産に挑戦したいと考えている。休耕田も采園や花きと花木園への転換、さらに学童農園としての活用などを提案している。

  このほか▽歴史文化の想起と伝承として歴史遺地の再生と探訪コースの設定、歴史ある諸行事の再現▽新しいコミュニティ経済の構築として地産地消、高付加価値な産物の創出と流通機構の確立などを推進したいとしている。