情報流出防止を目指す
小中学校ネットワーク利用ガイドライン作成(3月18日・金)
大曲市教育委員会では17日、学校情報管理研修会及び2回目の学校情報管理検討委員会を開いた。2月に大曲中学校の生徒と元生徒の個人情報を管理しているパソコンから情報が一部流出した問題を重視し、市内小中学校の情報教育担当者と校長会、教頭会代表、それに市地域情報室職員による「学校情報管理検討委員会」を立ち上げ、「小中学校ネットワーク利用ガイドライン」の作成準備を進めていた。委員会は千田文和東大曲小校長を委員長に19人で構成されている。
この日は始めに松戸市教育情報センターの安蒜(あんびる)眞氏を講師に学校情報管理について研修した。安蒜氏は「校長、教頭がパソコンは不得意だと避けてさけていられる時代はもう終わった。先頭に立って研修や講習を受けて精緻すべきだ」と指摘していた。
検討会ではネットワーク利用ガイドライン案が提出され、検討した。ガイドラインは▽校内LAN運用管理ガイドライン▽教職員向けLANガイドライン▽児童生徒への指導の3章からなり、学校では校長を委員長としたLAN運用管理委員会を設置し、教頭がネットワーク管理者となり、さらに複数のセキュリティ担当者を置いて、厳重な管理体制を整え、情報流出防止を目指すことにした。また生徒の個人情報などを含む重要なデータは、個人所有のパソコンには保存しないこととした。
このほか個人所有のパソコンを学校のLANへ接続する場合は、LAN運用管理委員会へ申請し、許可を得なければならないとした。
またホームページでは児童・生徒及び教職員の個人情報は原則として公開しない事とした。ただ記事掲載の目的から生徒の個人情報の掲載が必要な場合は、本人及び保護者の同意を得ることとし、校長の責任で行う。またチャットや電子掲示板を運用する場合は、その書き込み内容に注意し、必要に応じて制限するなどの措置を取り、住所、電話番号、生年月日などの個人情報は発信しないなどを決めた。
児童生徒への指導では「悪口、うそやデマなど人を困らせたり、迷惑をかけるようなメールは書かないようにします。また他人のメールを勝手に読んだり、他人のアドレスを遣ったメールを送ってはいけません」「学習に必要な情報をホームページからダウンロードする場合は、担当の先生の許可を得ましょう」など子どもたちにも分かりやすい文章の表現とした。
ガイドラインは県教育委員会の「秋田スクールIT推進事業 教育情報通信ネットワーク利用ガイドライン」、「秋田市立小・中学校における教育用ネットワークの利用に関するガイドライン」などを参考文献に作成した。
現在、大曲市内の小学校は8校、中学校は3校だが、22日に発足する大仙市になれば小学校は31校、中学校は12校となる。大仙市となってからは今回のガイドラインをベースにそれぞれの小・中学校が独自に作成することとした。