北東北の恵み

さくらワイン販売

北東北3県のソムリエらが開発(3月24日・木)

  北東北の恵みを詰め込んだ「さくらワイン」が秋田・岩手・青森の主要なレストランや観光地で発売されている。3県のソムリエやワインアドバイザーでつくる「北東北ワイン開発プロジェクト協議会」(小西亨一郎会長・大曲市佐野町)が商品化したもので、限定5000本を売り出している。

  山ぶどう系品種で仕込んだロゼワインで、秋田産国豊3号と青森産ニホン山ぶどう、それに岩手産ワイングランドの3品種のぶどうを使用した。栽培した農家はいずれも〃ぶどう栽培の達人〃と言われている篤農家。

  酵母は秋田県総合食品研究所が県北のソメイヨシノの花から分離した天然酵母。本来はビール醸造用に開発されたものだが「さわやかな酸味とほどよい甘さをワインに応用できないか」と研究に取り組んだ。その結果、ぶどう果汁のほかに果肉や果皮も加えて発酵を促進、本来持つ香りの特性を十分に引き出すことに成功した。

  同協議会では、さまざまなワインコンテストで実績のある岩手県の「くずまきワイナリー」に醸造生産を委託。ワイナリーは葛巻町の平庭高原にあり、降り注ぐ太陽の光、柔らかな高原の風と、恵まれた自然環境の中でワイン醸造者が丹精込めて製造している。協議会のメンバーはそこに何度も足を運んで「さくらワイン」設計を協議、ティスティングを行い、最終的な品種や比率を決定し、完成させた。

  小西会長は「楽しい食事をより引き立てるをモットーに設計された食中酒です。ほんのりとした甘さがあり、飲みやすく、魚介類はもちろん肉類ともマッチする」と勧める。8度から10度に冷やして飲むのがいいとも。

  価格は720ミリリットルで1380円。大仙市大曲佐野町のカネトク酒市場のほか、角館町周辺の観光物産施設やレストランで販売している。