落成式=大仙市大曲川原町に建設
高卒者を対象に即戦力の技術者育成へ(3月25日・金)
秋田県が横手、大曲の両技術専門校を統合し、大仙市大曲川原町の元市営球場跡地に建設していた「大曲技術専門校」が完成、25日、竣工式が行われた。専門校は1958年に建てられた横手、大曲の両校が老朽化したことから統合し、高卒者を対象とした2年間の高度な職業訓練校とし、即戦力となる技術者を育成する場にしよう2002年11月から着工していた。
校舎は約2万3500平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造り2階建ての管理棟、鉄骨造りの講堂・体育館、実習棟などからなり、延べ床面積は約8424平方メートル。総事業費約18億円をかけた。
機械システム科、電気システム科、建築施工科、色彩デザイン科の3コースからなり、各科とも定員20人。月々の授業料は高校と同じ9500円。機械システム科では機械工学・機械加工に必要な知識を学び、汎用工作機械からNC機械までの機械加工や組立、溶接加工などの専門知識と技能を持った実践技術者を育成する。電気システム科では一般住宅から工場、ビルの電気設備の工事から施設の維持管理などに関する知識と技術を学び、即戦力となる電気技術者を育成する。建築施工科では木造建築に関する知識・技術を習得し、大工技能及び工務店経営者として必要な施工・管理・設計製図ができる技術者を育成する。色彩デザイン科では木工・建築・金属・路面標示など塗装材料、各種塗装にかかわる基礎知識と専門知識を習得し、パソコンを活用したデザインや色彩デザイン、プレゼンテーションができる技能者を育成する。
このほかパソコン教室や屋内外実習場も整備し、離転職者の訓練コースと企業在職者の技術レベルアップコースも設けた。
講堂で行われた落成式には厚生労働省職業能力開発局の平野滋特別訓練対策室長をはじめ、大曲、横手の両職安所長や県議、今野正彬大仙市長職務執行者、工事関係者ら約100人が参列。
寺田典城知事は「横手、大曲の技術専門校を一つにまとめ、時代のニーズにあった専門校を造ろうということから始まった。場所は郊外でなく、通勤しやすいまちの中にしようとこの場にした。元々野球場であり、今は大仙市である大曲市には価値のある場を提供してもらった」と謝辞を述べた。そして「若者たちが本校の施設を十分活用して技術を身につけ、未来への道を開いてもらいたいし、民間の方々も再訓練の場として大いに活用してもらいたい」と期待をかけた。最後に佐野芳一校長と教職員19人が紹介されて式を閉じた。
訓練棟は梁や天井がむき出しとなっていて、訓練生が塗装などの実習を通じて建物を仕上げていくという場にもした。また、開かれた専門校として体育館に大型プロジェクターや電動格納椅子200席を設け、地域の人たちが多目的に利用できるようにした。