田沢湖・角館・西木合併協再開

合併に向けた協定項目全て確認

明日28日合併調印、31日に県へ申請(3月27日・日)

  休止中だった田沢湖・角館・西木合併協議会(会長・佐藤清雄田沢湖町長)は26日までに協議再開で3町村長が合意、これを受けて27日午後2時から田沢湖町総合開発センターで臨時合併協が開かれた。その結果、合併の期日は9月20日と確認したほか、議会議員の在任特例の適用期間を06年4月30日までの7カ月間とし、新市の議員定数は24人とするなど7項目の協議案を原案通り確認。これで合併に向けた55項目の全ての確認を終え、3町村は明日28日午後6時から角館町広域交流センターで合併調印式を挙行、29日には3町村議会が臨時議会を開いて合併を決議、31日には県に合併を申請することが正式に決まった。これで合併特例法適用期限内に3町村の合併が実現することになった。

  1月17日の臨時協議会で角館町が同合併協からの離脱を表明して以来、ほぼ2カ月ぶりの再開となった。会長の佐藤田沢湖町長は「観光の町として北東北の拠点都市を目指そうと3町村長の協議が一致し、各町村の合併特別委員会での承認を得て今日の臨時協議会の開催となった。経過については差し控えたいが、この真っ白な銀世界の中で再び協議が開催できることに感謝申し上げたい。これまで大変、ご心配をかけた」とあいさつ。傍聴席を埋めた約100人の聴衆から再開を歓迎する拍手が沸いた。

  続いて13日の出直し町長選で合併推進を訴えて初当選した石黒直次角館町長が「町民の合併を願う気持ちと議会の理解を得て再びこの協議会に参加をさせてもらうことになった。新市に誇りと希望が持てるような共通認識の下で、融和を図りながら合併に向けて最大限の努力をしたい」とあいさつをした。

  協議では議員の定数及び任期の取り扱いを確認した後、農業委員会委員の定数及び任期も在任特例を適用し、12月19日までとした。そして選挙による委員の定数は20人とした。

  また事務組織及び機構の取り扱いでは産業観光部は西木庁舎に置くが、商工課と観光課は角館庁舎に、市民福祉部のうち福祉事務所は西木庁舎に入れ換えることを確認した。財産の取り扱いについては生保内財産区、田沢財産区、雲沢財産区は新市において存続するとした。地域自治組織は地域審議会を設置することで確認した。

  臨時協議会は40分ほどで終了した。石黒角館町長はホッとした笑顔を浮かべながらも協議会が終了したことの感想を求めると「自立を望んだ方もたくさん居られるので、その真相はどこにあるかを把握して、それを合併後の新市の中で生かしていければと思う」と自立派への配慮も忘れなかった。

  3町村の合併に向けた動きが急展開したのは25日夜と26日朝の町村長会談からだった。石黒町長が角館町の離脱や合併協議会が休止に至った経緯などを総括し、合併協議会が休止になる以前の49項目の決定事項は有効とすることで合意、これまでのわだかまりをなくしたいと合併協再開への道筋を付けた。3町村議会も合併特別委員会を開いて再開を了承した。

  3町村合併協議会は03年4月に設置。新市名は「仙北市」とし、主たる事務所の位置は田沢湖町役場としていた。しかし、今年1月17日に当時の太田芳文角館町長が「信頼関係を構築できなかった」と離脱を表明。しかし、町議会は提案された合併協議会廃止案を否決したため、町長が辞職。合併か自立かを問う出直し町長選が展開された。