大仙市初議会

全国の注目を浴びて開会

136人議会の正副議長など議会人事を決定(3月28日・月)

  大仙市初の議会となる第1回大仙市議会臨時会が28日招集され、仙北ふれあい文化センターを議場に午前10時から開かれた。議会は正副議長を選挙で選出した後、大仙市議会会議規則、傍聴規則の制定と委員会条例と議会事務局設置条例の4件が議員提出議案として上程され、表決された。大仙市議会は8市町村の議員146人の任期が在任特例の適用で9月30日まで引き伸ばされたため、国内最大規模の議会となった。しかし、21日までに5市町村7人の議員が在任特例に抗議するなどで辞職、さらに旧3町村で3人の欠員があったため、136人でスタートした。それでも東京都議会127人を9人上回るマンモス議会となった。議会は全国的に注目され、全国紙は本社からカメラマンを派遣して写真取材にも力を入れた。

  議会は議員の最高齢者・小山田トシ市議(80)=旧西仙北町=を仮議長に指名して開会した。出席議員は1人欠席の135人だった。今野正彬市長職務執行者(旧神岡町長)は「地方自治の歴史に残る記念すべき初議会を迎えた。合併協議で地域全体の意見や要望がスムーズに届くようにと市議会議員の在任特例を選択したものであり、合併後の地域間の均衡のとれた融和を図るため、市執行部と議会は車の両輪のごとく相一体となって努力したい」とあいさつ。

  議長は選挙によって選出されることとなり、小山田仮議長の呼びかけに共産党の今野智市議(旧協和町)、小松重文市議(旧中仙町)、加藤勲市議(旧大曲市)の3人が起立して立候補、それぞれ演壇で所信表明を述べた。続いて選挙が行われた結果、投票総数135票のうち、有効133票、無効2票で加藤氏が67票、小松氏60票、今野氏6票で加藤氏が議長に選出された。

  議員一人ひとりが呼び出されての記名投票で行われ、135人の議員の投票が終わるまでは18分も掛かっていた。傍聴席には多数の報道関係者のほか、一般住民の傍聴も30人ほどあった。協和境から傍聴に来たという佐藤祐一さん(68)は「こういう数ですから議事運営がスムーズにいくかどうか見守りたいと思って来ました。それにどういう人が議長に選ばれるのか関心もありました」と述べた。

  議長に選出された加藤氏は「皆さまのご支援で巨大議会の議長に選出され、責任の重大さを感じている。全国一のマンモス議会としてあらゆる方面から注目されているが、行政と一体となって市民に信頼されるよう平等な議会運営を図りたい」と決意を表明した。しかし、同時に「昼食のため午後1時まで休憩とする」と宣言。副議長を選ぶための調整のためだったが、まだ午前11時40分であり、何のための休憩なのか傍聴席には分かりにくく「初日からこれでは議員の数が多くなっただけ。もっとキチッとした運営をしてもらいたい」と不満をもらす声もあった。

  午後1時、議会は再開。会期を30日までの3日間と決定した後、副議長選挙が行われた。昼休み中、議員たちはあちこちに陣取って副議長選出の調整を図った。「議長が旧大曲市から選ばれたなら、東部から出そう」など作戦会議が練られた。その副議長選には共産党から佐藤文子市議(旧大曲市)、それに鈴木辰美市議(旧協和町)、大河昇市議(旧仙北町)が立候補した。選挙の結果、135票のうち有効が128票で、無効は7票だった。そして鈴木氏68票、大河氏53票、佐藤氏7票で鈴木氏が副議長に選出された。

  議員提出議案4件が上程審議された後、各常任委員会の選任と委員長、副委員長選任、議会運営委員会の選任と正副委員長の選任を行って散会した。

  各常任委員会の正副委員長は次の通り。◎が委員長、○は副委員長。

  ◇総務常任委員会◎大山茂(仙北)○小笠原悌二郎(協和)、佐々木昌志(西仙北)、佐藤耕悦(同)、杉澤千恵子(大曲)、伊藤晴敏(西仙北)、千葉次郎(中仙)、伊藤長一(太田)、黒川正義(神岡)、佐藤隆盛(仙北)、高橋清之助(太田)、伊藤行雄(南外)、大坂義徳(大曲)、高橋篤朗(中仙)、佐藤泰久(南外)、鈴木勝博(大曲)、加藤勲(同)、今野篤(神岡)、小山緑郎(中仙)、三浦孝一(協和)、高橋幸晴(太田)、高貝昌伸(中仙)、長沢典雄(仙北)

  ◇企画常任委員会◎門脇一男(太田)○大野忠夫(神岡)、仲村力夫(大曲)、児玉裕一(同)、佐々木秀治(仙北)、齋藤正俊(大曲)、千葉友悦(中仙)、鈴木長生(太田)、佐々木恒男(南外)、藤嶋次男(大曲)、佐々木十三夫(神岡)、冨岡弘(中仙)、加藤正治(協和)、藤田君雄(中仙)、大山利吉(仙北)、出原武郎(太田)、佐藤清吉(南外)、小山田トシ(西仙北)、小松重文(中仙)、原則雄(仙北)、菅原長左衛門(西仙北)、斉藤博幸(協和)、鈴木辰美(同)

  ◇教育民生委員会◎橋本五郎(協和)○門脇茂雄(太田)、藤田和久(大曲)、高松昭一(同)、菊地喜代司(南外)、三浦一夫(中仙)、鈴木清司(協和)、佐々木清二郎(南外)、能味しん一(大曲・しんの字は土偏に岑と書いたものです)、武藤清(神岡)、田中喜一郎(同)、鎌田正(西仙北)、福原信男(太田)、大坂猛夫(大曲)、戸堀實(中仙)、小西郁雄(仙北)、鈴木誠一(同)、本多良典(太田)、後藤昌伸(西仙北)、大橋秀(同)、大河昇(仙北)、三浦圭光(中仙)

  ◇健康福祉委員会◎小松栄治(西仙北)○土井文夫(仙北)、佐藤文子(大曲)、田中孝悦(神岡)、安部寛治(中仙)、佐々木金治(仙北)、伊藤祐耕(太田)、山崎栄一(大曲)、田村一郎(西仙北)、千葉健(中仙)、豊嶋明(協和)、熊澤龍雄(大曲)、三浦泰治(西仙北)、伊藤克輝(太田)、畦田健(神岡)、伊藤清(南外)、茂木隆(協和)、佐々木圭一(南外)、加藤孝悦(協和)、長澤春男(太田)、斎藤幸巳(仙北)、佐々木洋一(中仙)

  ◇農林商工委員会◎北村稔(大曲)○高見清俊(南外)、今野鴻業(神岡)、小松一義(中仙)、進藤聆爾(協和)、川原誠徳(仙北)、高橋照雄(太田)、竹原弘治(神岡)、加藤弥(協和)、佐藤孝次(大曲)、伊藤晴通(西仙北)、鈴木静男(中仙)、工藤修(協和)、川原忠夫(仙北)、亀井義信(南外)、高橋敏英(大曲)、佐々木與一(西仙北)、小松悦歩(太田)、鈴木孝篤(大曲)、佐々木忠雄(西仙北)、高橋一志(仙北)、鈴木馨(太田)、高橋長一郎(中仙)

  ◇建設水道委員会◎高橋孝夫(大曲)○佐藤勝美(太田)、小山誠治(大曲)、渡邉秀俊(協和)、鈴木三男(神岡)、加藤博康(西仙北)、高橋恵五郎(仙北)、高橋喜悦(南外)、菊地幸悦(大曲)、大野清昭(仙北)、進藤文五郎(協和)、藤谷一誠(大曲)、佐藤芳雄(南外)、佐藤一(神岡)、信田勇一(中仙)、佐々木公憲(西仙北)、木元正一郎(中仙)、草なぎ忠誠(同・草なぎのなぎの字は弓偏に剪と書いたものです)、松本博(仙北)、鈴木隆太郎(太田)、岡田博介(西仙北)、小柳悦朗(太田)

  ◇議会運営委員会◎佐々木昌志(西仙北)○高橋篤朗(中仙)、鈴木清司(協和)、斎藤正俊(大曲)、大野忠夫(神岡)、大野清昭(仙北)、田中喜一郎(神岡)、佐藤泰久(南外)、今野智(協和)、鈴木孝篤(大曲)、出原武郎(太田)、佐々木圭一(南外)、佐々木忠雄(西仙北)、高橋一志(仙北)、鈴木馨(太田)、高橋長一郎(中仙)
 
加藤議長
鈴木副議長

  加藤勲議長=1938年10月9日生まれ。66歳。大曲農業高校卒。1971年4月の市議選で初当選。以来、連続9期当選。その間、副議長、議長、総務財政常任委員長など歴任。自宅は大仙市内小友字石持51。

  鈴木辰美副議長=1947年9月12日生まれ。57歳。西仙北高校卒。1980年3月の協和町議選で初当選。以来、連続7期当選。その間、文教副委員長、文教社会委員長など歴任し、2000年に議長就任。自宅は大仙市協和稲沢字釜の川沢32。