大仙市の臨時会

市役所設置条例、暫定予算など可決

6月までの暫定予算は約147億5000万円(3月29日・火)

  大仙市初の臨時会は29日、仙北ふれあい文化センターを議場に本会議を再開、大仙市設置条例ほか341件の条例の制定についての専決処分報告など15件を上程したほか、新市長が決まるまでの暫定予算など予算案16件を上程、いずれも原案通り可決した。

  専決処分報告及び国保特別会計暫定予算に対して小松栄治議員(西仙北地区)、鈴木隆太郎議員(太田地区)、藤谷一誠議員(大曲地区)、佐藤文子議員(同)から質疑があった。

  小松議員は西仙北ぬく森温泉ユメリアなど第3セクターの代表取締役の任期と選任などについて、鈴木議員は議員報酬が旧市町村ごとに違うのは不平等ではないかと改正を求め
た。また藤谷議員は太田国保歯科診療所の所長給与のあり方に疑問を示した。佐藤議員は8市町村まちまちである国保税率と税額をどのように調整するのかとただした。

  これに対して市当局は現在、大仙市の第3セクターで旧市町村長が代表取締役社長に就任している会社は株式会社神岡ふるさと振興公社、西仙北温泉インター株式会社、株式会社協和リゾート管理公社などで、合併前の市町村長会議で話し合った結果、大仙市がスタートした場合でも、スムーズな経営管理と業務運営が求められることから原則旧市町村長がそれぞれの残任期間を責任をもって当たり、任期が切れ、新たな任期を迎える場合は新しい大仙市長と協議のうえ決めると申し合わせていると答えた。

  また議員報酬が違うことに関しては昨年3月30日の合併協議会でそれぞれの市町村の議員報酬とすることで決定されたものだと理解を求めた。

  太田歯科診療所は旧太田町が運営していたもので、所長給与は一般職に属しておりながら、特例扱いとなっていた。太田総合支所長から「町民の需要に応えたいと昭和52年に開設したもので、当時は年間8000人の患者があった。しかし、民間の医療機関も増え、今は年間5000人程度の患者数となり、合併に当たっては同診療所のあり方も調整課題に入っていた。合併と同時にその医療機関を廃止するというわけにいかず、今後の検討課題とした」との回答があった。

  国保税に関しては「合併構成市町村における医療費給付の状況や少子高齢化の進展や疾病構造の変化、医療技術の高度化など、今後の医療費の動向を見極めながら国保財政の安定化に十分配慮し、慎重に決定したい」と述べた。

  6月までの暫定予算で組んだ歳出は147億4919万8000円。うち議会費は2億5531万5000円、総務費は24億2312万8000円、民生費は33億3574万7000円、衛生費11億7651万9000円、労働費2億5571万1000円、農林水産業費9億5713万8000円、商工費9億5355万9000円、土木費27億1816万円、消防費6億5467万円、教育費17億1550万2000円を盛り込んだ。

  総務費ではチャイルドシート購入費の半分(上限1万円)を補助するための交通安全対策費補助金として171万円を計上、神岡総合支所分として500歳野球大会関係費として約88万円、大曲総合支所分として市内循環バス運行事業費として約848万円などが計上された。さらに中仙総合支所の乗合自動車利用補助金として約270万円、太田支所の温泉及び医療機関への無料バス運行として約827万円なども計上された。

  民生費では旧西仙北町の特別養護老人ホーム建設事業補助金として8400万円、満2歳未満児を養育する保護者に月1万円を支給する「すこやか子育て手当子宮事業費」として5100万円などがある。衛生費では早期発見早期治療に努めるための各種検診事業費として約1億1561万円を盛り込んだ。また住宅に浄化槽を設置する際の補助事業費として約1億594万円を計上した。労働費では事業所の雇用意欲を喚起したいと雇用補助金450万円を予算化した。

  農林水産事業費では産地づくり推進事業費として約1356万円を計上、さらに「あなたと地域の農業夢プラン応援事業費」として約5851万円、農業施設費として約9574万円を予算化した。

  商工費では中小企業活性化対策費として約6億4018万円を、大仙市観光情報センター管理運営費(JR大曲駅内)に約2135万円などを計上した。教育費では学校管理費や公民館管理費、国の名勝指定となった「池田氏庭園」の整備費、文化施設管理費などを盛り込んだ。