大仙市下深井集落
高校生の通学路に3軒目の建設計画(5月6日・金)
モーテル風旅館建設の中止を─。大仙市下深井集落会(高橋慶市会長)では6日、下深井字新百年地内の農地に建設が計画されているモーテル風旅館の建設に反対する陳情書を栗林次美市長に手渡した。高橋会長と大坂義徳市議が訪れ、「このまま計画が進められると美郷町の入口から旧国道13号沿いわずか2キロ間に3つものモーテル風旅館が建つことになり、清純な生活環境が維持されない」と訴えた。栗林市長も「モーテル類似旅館の新築または改築を規制する条例を大仙市は持っており、それに基づいた対処をしたい」と答えた。陳情書は大仙市議会にも提出された。
建設が計画されているのは旧国道13号のパチンコ「パーラールート13」横の農地。平鹿郡内の建設業者がそれを取得し、それに隣接する地権者からも土地を借り受け、合わせて3632平方メートルの敷地を取得して、独立した14棟の客室の建設を計画しているもの。
高橋会長は地元住民から集めた238人の反対署名簿を添えて「建設が計画されている場所は3月に誕生した大仙市の南側玄関口であり、地域の子どもたちの健全な育成に悪影響を与えるばかりか、市内から県立六郷高校に通学する生徒や美郷町から大仙市への高校生の通学路にもなっている」と着工前に建設が中止されるよう市に協力を求めた。
モーテル類似旅館規制条例は旧大曲市にはなかったが、合併前の旧神岡町ではその条例を設けていた。大仙市では旧神岡町の条例を準用して規制条例を制定した。
条例では「モーテル類似旅館の新築(改築も含む)する場合は、あらかじめ市長に申請書を提出し、同意を得なければならない」としている。さらに市長は建築主から同意を求められた場合、審査会に諮問し、同意するか否かを決定するとなっている。
また▽集落内又は集落の付近▽児童生徒の通学路の付近▽公園及び児童福祉施設の付近▽官公署、教育文化施設、病院又は診療所の付近▽その他モーテル類似旅館の設置で、市長がその地域の清純な生活環境が害されると認める場所は同意しないと規制している。
美郷町入口から旧国道13号沿いの約2キロ以内には既にモーテル風旅館が2軒営業しており、高橋会長は「このままだと私たちの集落はまるでモーテル銀座になってしまう」と怒りをあらわにした。