7月に日本舞踊の特別公演
市民参加の踊りもとオーディションを実施(5月17日・火)
大仙市と大仙市教育委員会では大仙市誕生を記念して7月16日に大曲市民会館で「日本舞踊で綴るみちのく大仙
そして大曲の花火」を公演する。番組の一つに市民参加で楽しむ「旅情ところどころみちのく編」を取り入れ、16日、その踊りに参加する市民のオーディションが中央公民館の舞台で行われた。
特別公演は東京・武蔵野市のNPO法人伝統芸能むさしの我夢之会=理事長・平部恵治(藤間仁章)さん=が制作し、藤間さんが市民参加で踊りを楽しめるよう踊りを振り付けした。
踊りに参加してくれる市民を公募したところ、大曲農業高校文化芸能部の10人と小学6年生から72歳までの一般市民15人が応募。25人とも全員、女性。オーディションと言っても、踊り手を試験で選択するのではなく、応募した全員に踊ってもらうよう、この日は一人ひとりの個性を見出すための勉強会だった。
オーディションには踊りを振り付ける藤間さんと大仙市大曲大花町の藤間寿々穂さんが立ち会い、背筋を伸ばしたり、爪先で立つ練習など踊りの基礎を指導し、一人ひとりの動きから個性を見つけ、その人に合った踊りを振り付けるための時間とした。
「日本舞踊で綴るみちのく大仙 そして大曲の花火」は祝儀舞踊「新作 三番叟」、市民参加の「旅情ところどころ みちのく編」、古典舞踊「清元 玉兎」、「清元 流星」、特別番組「花火八趣」で構成される。
旅情ところどころみちのく編は序曲に次いで「さんさ時雨」「仙台七夕」、「山寺」、「花笠音頭」、「東山盆踊り」、そして「秋田おばこ」、「秋田音頭」のみちのくにちなんだ踊りや歌で舞台構成するもの。その序曲に仙北地方の民謡「仙北さいさい」と「ひでこぶし」を採用し、大曲市民合唱団の歌に合わせて公募した市民に踊ってもらおうという趣向。
藤間さんは「物差しに当てはめるようなものでなく、高齢者から子どもまで楽しめる踊りを振り付けたい。70歳の方なら、その年齢に合わせた動き、学生さんなら舞台で走ってもらうなど若さの表現もある」とこの日は最初に団体で応募した大曲農業高校の文化芸能部員10人と舞台に立った。
同校の文化芸能部は本間美和子先生を顧問に大仙市大曲黒瀬町の民謡踊りの小松歌子さんの指導で「秋田おばこ」や「本荘追分」などの民謡に合わせた踊りを習って、文化祭や特別養護老人ホームで成果を発表している。
市民会館から「オーディションを受けてみないか」との誘いに本間先生は「日本舞踊の一流の踊り手の先生から指導を受ける滅多にないチャンス。生徒たちも喜んで応募することにした」と話した。部代表の高橋春美さんも「日本舞踊は初めてなので楽しみたい」と目を輝かした。
生徒たちと一緒に舞台に上がった藤間さんは「私は大曲の花火に感動し、今度の特別公演では『花火八趣』振り付けした」と花火の話しもしながら、「皆さんは若いから、リズム感のある動きをふんだんに出して下さい。人間はみんな、自分の意志で美しさを作れるものです」と言葉で緊張感をほぐし、「そうそう。その後ろ姿がいい。美しさはみんなが持ってます」と言葉で生徒一人ひとりの感性を引き出していた。
日本舞踊特別公演のチケットは販売中で、一般4000円、学生2000円。公演は7月16日午後2時から。チケットは榊田楽器店、榊田分店、ジョイフルシティ大曲店、タカヤナギイーストモール、美音社本店、ブックハウス銀の鈴、大曲市民会館、中仙市民会館「ドンパル」、協和市民センター「和ピア」、仙北ふれあい文化センターで取り扱っている。