旧町村長車など8台を売却
値段は大化け=査定3千円が41万円に(5月31日・火)
8台の車の査定価格のトータルは70万7000円。競争入札の結果、大化けし、273万2105円に!。大仙市では合併前の旧町村長や議長が乗っていた黒塗りの公用車8台を売却するため31日、大曲庁舎大会議室で競争入札を行った。公用車はトヨタクラウンや日産セドリックなど購入時の価格は350万円から500万円の高級車。中には850万円もの日産プレジデントもあった。
しかし、専門業者が査定した結果、自慢の高級車も年式や走行距離で値段は大幅にダウン。5台は3000円に、最も高い値段が付いたのは平成8年登録で、走行距離約2万9000キロのトヨタクラウンの41万1000円だった。次いで走行距離約11万5000キロのトヨタクラウン14万8000円で、平成8年登録で、走行距離約15万2000キロの日産プレジデントは13万3000円だった。
8台は今月13日から17日まで市民会館駐車場で公開し、大仙市に住民登録している市民、または外国人登録している人か、同市に事業所を有する法人を対象に入札参加を求めた。その結果、法人も含め31人から応募があったが、この日、顔を出したのは30人だった。
入札申し込みが最も多かったのはプレジデントで14人、次いで平成7年登録で走行距離約14万1000キロのトヨタクラウンで13人、平成5年登録で走行距離約10万9500キロのトヨタクラウン9件などだった。
プレジデントは旧太田町の町長車。競争入札の結果、旧太田町の高貝久遠元町長が理事長をしている秋田県田沢疎水土地改良区事務所(大曲川原町)が、95万円の値段で落札した。65万円の値札を入れた会社経営者は「とても考えられない」と悔しがった。
一方、査定では41万1000円だったクラウンは61万1005円に、さらに3000円だったクラウンは41万円と大化け。入札には中古車販売関係者も参加したが「中古車市場の価格からは掛け離れた値段。商売上、相場が分かるからとても、あんな値段は書けなかった」と戸惑いの表情を見せ、「まあ。町長が乗っていた車を自分のものにしたという満足感もあるかもしれない」と笑っていた。
昭和63年登録で走行距離約14万5000キロのトヨタクラウンだけは入札なしだった。大仙市会計課では「予想外の値段で売れてくれた」とホッとした表情を浮かべ、入札のなかった1台は車検も6月で切れるため、「廃車にするか車検を取って何かに使うかを検討したい」としている。
高貝理事長は「土地改良区事務所には公用車がなかったので、これを機会に公用車を所有しようとなった。入札に臨む以上は誰もが落札を本命にするはず。事務局長が、何とか落札したいと値段の面で頑張った結果だと思う。特に指示したわけではない」と話した。