大仙市で市民意識調査

少子高齢化、顕著に

老後の不安解消を望む傾向に(11月15日・火)

  大仙市は総合計画策定のため「市民意識調査(市民アンケート)」を実施、このほどその中間報告をまとめた。調査は総合計画に市民の意見を反映させたいと18歳以上の中から無作為に4000人の市民を選び、8月にアンケート用紙を郵送し、回答を求めた。そして9月30日までに回収した結果、2067人から回答を得た。回収率は51.7%だった。

  アンケートでは最初に調査対象者となった市民の男女別、年齢、職業、家族構成、住んでいる地域、職場や通学先を尋ね、「大仙市への定住意向と市のイメージ」「大仙市のまちづくり計画」「土地利用のあり方」「今後の市政の進め方」の4つの課題を26項目の質問で回答を求めた。

  その結果、まず回答者の内訳は男が896人で43.3%、女が1164人で56.3%、無回答が7人の0.3%だった。年齢別では70歳以上が最も多く470人(22.3%)、次いで50歳〜59歳460人(22.3%)、60歳〜69歳379人(18.3%)、40歳〜49歳345人(16.7%)、30歳〜39歳216人(10.4%)だった。20歳〜29歳は169人8.2%、18歳〜19歳は22人の1.1%だった。

  回答者の家族構成は2世代が最も多く949世帯(45.9%)を占め、3世代は489世帯(23.7%)だった。夫婦のみは337世帯(16.3%)で、一人暮らしは109世帯(5.3%)だった。

  一緒に住んでいる「家族の人数」への回答では「2人」が最も多く424世帯(20.5%)、次いで4人が408世帯(19.7%)、3人が356世帯(17.2%)だった。大家族と言っていい6人暮らし以上は448世帯で22.2%だった。

  家族の中に65歳以上の高齢者が何人いるかの問いには2067人からの回答中、1人が609人で29.5%、2人は708人で34.3%。これだけで1317人63.8%を占め、家族の高齢化が進んでいるのがうかがえた。

  一方で「中学生以下の子は何人いるか」の問いには1人は269人で13%、2人は228人で11%、3人は39人で1.9%、4人は2人で0.1%。「いない」は1529人で74%を占め、高齢化に加え少子化傾向も顕著に表れた。

  居住地の問いでは大曲が最も多く826人で40%、次いで中仙地域240人11.6%、西仙北地域227人11%、協和地域197人9.5%、仙北・太田がそれぞれ172と並んで8.3%、神岡地域129人6.2%、南外地域96人4.6%となった。

  大仙市への定住意向とイメージについては「これからも住み続けたい」は1570人と76%を占めた。その理由は「土地や家屋があるから」がトップで1032人(53.4%)で、「家族がいるから」は400人(20.7%)、「生活に満足している」は253人(13.1%)だった。

  また大仙市に「自分のまち」としての「愛着」があるかの問いには「ある」が1303人63%の高率だった。「ない」は76人で3.7%だった。まちづくり計画についての質問で優先順位の高いものを尋ねるとトップが仙北組合病院の早期改築で回答率の16%を占め、次いで在宅介護の強化が13.8%、国保老保などの充実13%、施設入所待機者解消10.4%と高齢化を背景に老後の不安解消を望む傾向が高く出た。また小児医療の充実も10.2%あった。

  「希望ある若者が意欲的に働けるまちづくり」の優先順位を複数回答で求めると「雇用の確保」が圧倒的に多く20.8%となり、「地元企業への発注」10.5%、「売れる米づくり」9.1%、「企業誘致」8.5%だった。「生活基盤の整ったまちづくり」での優先順位では生活道路の整備が18.7%でトップ、次いで交通システムの検討が12%、下水道施設整備10.4%、大曲駅周辺整備が10.1%とこの4つが高得点を挙げた。

  この他、「開かれた市政」、「消防防災交通安全」、「大仙市の早期一体性の確保」などを望む傾向が見られた。また市の財政は一段と厳しく、市債残高(借金)は1000億円(市民一人当たり約105万円)となっているとの説明で求めた「行政サービスのあり方」についての回答は「行政サービスの種類によっては、サービスを受ける人が一部費用を負担し、税などの市民全体の負担は増やすべきでない」との答えが53.1%と半数以上を占めた。

  大仙市では今回の調査結果をベースにさらに地域別、年齢別に振り分け、それぞれの地域、年代が求めているイメージや意向を分析し、総合計画に反映させたいとしている。