大仙市で乗合タクシー運行へ

内小友、松倉・四ツ屋地区

交通弱者の足の確保=12月1日から(11月18日・金)

  大仙市では12月1日から公共交通機関である「バス」が走ってない大曲地域の内小友と松倉・四ツ屋の両地区を対象に「乗合タクシー」を試験運行する。車の運転が出来ない交通弱者の利便性を高めたいと、旧大曲市が実施していたのを継続するもので、市街地の医療機関への通院の〃足〃としてタクシーを低料金で走らせる。

  対象となるのは内小友地区は中田、宮林、大嶋の3集落。松倉・四ツ屋地区は了徳、水呑場、新谷地、原野の4集落。例えば内小友山王堂からタクシーを呼んで乗ると距離にして約8キロあり、料金は2800円が相場。また、松倉鷹ノ巣からなら距離にして約12キロあり、料金は3880円となる。これを内小友と四ツ屋地区からなら片道500円、松倉だと800円で運行させる。

  このため市ではタクシー会社と運行料金を協定。内小友と四ツ屋地区からの走行なら1台当たり2500円、松倉からは3500円とした。そして仮に内小友地区から客が一人乗って市街地まで走ったらタクシーの収入は500円しかならないが、残りの差額分2000円は市が負担する。客が2人乗ったらタクシーの収入は1000円となり、市の負担は1000円と半額になる。運行するタクシーは運転手を除いて4人乗りだから目一杯乗ると市の負担は500円で済むことになる。またタクシーはあくまで利用者からの呼び出しがあって走るので、予約がないと無駄な経費も掛からない。

  昨年の試験運行では対象者を60歳以上の高齢者で通院目的と利用制限していたが、より多くの人に利用してもらいたいと今冬の運行は年齢制限をなくした。ただ、タクシーを利用するには市への事前登録が必要。これは試験運行のため、利用者のデーターを集め、今後の参考資料にするためだ。既に登録している人は対象外。登録は公民館、市役所で受け付けている。

  昨年の冬は1月4日から3月4日までの42日間だったが、今冬は12月1日から3月17日までの74日間とした。運行時間は「市街地行き」が▽午前8時▽同8時半▽同9時の3便。帰りは▽午前11時▽正午▽午後1時▽午後2時の4便。利用する30分前に担当するタクシー会社に予約電話が必要だ。内小友地区は12月、2月、3月はサンタクシー(62─3141)が担当し、1月は大曲タクシー(62─0050)となる。松倉・四ツ屋は12月は大曲タクシー(同)、1月、2月、3月はよつやタクシー(66─1428)。

  市では今冬の運行費として運行地域に配布するチラシの印刷代やタクシーの「乗降所」に立てる看板代も含め200万8000円の予算を計上した。昨年は205万2000円の予算を計上し、夏と冬の2シーズン運行したが、夏はトータルで66人、冬は351人でタクシー運行費として市が負担したのは62万円だった。

昨年6月に実施された乗合タクシー同市内では合併前から太田地域ではシャトルバスを、中仙地域では9人乗りのジャンボタクシーを運行している。また西仙北地域でも交通弱者を対象とした同様の交通手段を取り入れたいと検討している。