家計を直撃
県内=昨年同期より3割アップ(11月24日・木)
原油高の影響を受けて県内で、ガソリンの値上げに続いて灯油価格もじわりと上がっている。県庁の県民文化政策課消費生活班の調べでは10月20日現在で、県内の灯油平均価格は1リットル当たり(消費税込み)店頭で67円8銭、配達は71円30銭。昨年同期に比べ店頭で30.4%、配達で29.5%の値上げとなっている。これから灯油も需要期を迎える。最近は値上がりし出した灯油に代わって薪ストーブも注目されているとかで、大手スーパーには薪ストーブコーナーも出始めた。
消費生活班では県内のガソリンスタンド、燃料小売店、ホームセンターの計71店舗の協力を得て、聞き取り調査。大仙市では県仙北地域振興局が7店舗から聞き取り調査を行った。その結果、大仙市では配達で1リットル当たり71円92銭平均だった。昨年同期より17円94銭の値上げで、32.2%アップとなっている。
配達価格では鹿角市が最も安く1リットル当たり69円3銭。次いで大館市が69円48銭。最も高いのは湯沢市で73円70銭、次いで横手市71円92銭となっている。
暖房、風呂の燃料を灯油に頼っている一般家庭だと月々の灯油代は昨年まで3万円前後だったが、今冬は30%アップとみると3万9000円となり、家計を直撃する。
こうしたことから大仙市大曲消費者協会(石川篤子会長・会員365人)では今年も1業者と団体交渉し、240人で共同購入している。その値段は1リットル当たり宅配・税込みで67円と一般に比べ5円前後安い。1カ月の使用灯油量が500リットルだと2500円も安くなる。業者にとっても値段は安くても安定した顧客がいるだけに、灯油の需要期となる10月20日から年明け後の4月20日までは毎週、曜日を決めて各家庭を巡回し、タンクに灯油を満たすかどうか聞いて歩くなどサービスもしているという。