交通死亡事故抑止へ

大仙警察署=緊急対策会議

12人の犠牲者のうち4人が70歳以上(10月3日・月)

  大仙警察署は3日、交通死亡事故が多発していることから交通死亡事故抑止の緊急対策会議を開いた。同署管内では1日夕、協和上淀川の国道13号で77歳の男性が交差点を横断中、40歳の女性の運転する軽四輪乗用車にはねられ死亡。これによって同署管内の今年に入ってからの死亡事故は11件で、犠牲者は12人となった。昨年は1年間で9人だったから、すでに3人上回ったことになる。しかも、12人のうち4人は70歳以上のお年寄りだった。

  会議には各地域の交通安全対策協議会や大仙地区交通安全協会、美郷地区交通安全協会など関係団体から約30人が出席。菊地芳弘署長が「交通安全期間中は重大事故もなく過ごしたので運動は効果があるのだなと思った矢先に協和で死亡事故が起きた。交通事故防止の難しさを実感している。これから夜の時間が長くなるが、交通死亡事故は何としてでも防ぎたい。そのためにも皆さんたちの協力をお願いしたい」と呼びかけた。

  1日の協和で亡くなった男性は近くに横断歩道橋があっても、それを使わずに事故に遭った。伊藤主税交通課長は「人海戦術を使って交通ルールを守るよう交通標語を書いた看板を使うなど、見える形の運動を展開したい」と新しい戦術も打ち出し、「日没時間が早くなったのでドライバーには早めのライト点灯を呼びかけたい」と訴えた。

  参加者からは「運転中の携帯電話の使用は禁止されているのに最近はまた元に戻った。それに信号を無視する歩行者、車も多い」など交通マナーの悪さを訴える声もあった。10月2日現在、交通事故による死亡者は51人で、そのうち大仙署管内だけで12人となっている。これは県内15警察署の中でワーストワンでもあり、同署では「事故防止に全力を挙げたい」と危機感を募らせている。同署では6日まで交通死亡事故多発警報を発令し、取り締まりを強化する。