真木ダム代替案

斉内川の通年取水は困難

検討会議、来月までに素案を策定(10月18日・火)
 
      仙北ふれあい文化センターで開かれた会議     太田町の斉内川現地を視察する会議の出席者

  県が大仙市太田町の斉内川に計画していた「真木ダム」の建設中止に伴う代替案を検討する第2回真木ダム代替案検討プロジェクトチーム会議が17日、仙北ふれあい文化センターで開かれた。会議で県側は水源として地元から要望の多い斉内川について「流量や農業用水の量を調査したが、7、8月になると余裕水が少なく通年の利用は困難」との見通しを明らかにした。

  会議は小玉良悦県建設交通部長をチームリーダーに県側は市町村課長、環境管理室長、農山村振興課長ら10課と仙北地域振興局の総務企画部長、建設部長ら4部長で構成。大仙市側は総務部長、企画部長、建設部長ら8部局課と関連する西仙北、中仙、仙北、太田の4総合支所長ら80人で編成されている。

  この日の会議で小玉部長は「今日の会議は中間報告とし、今後の方向付けなど素案作成に向けた活発な議論をお願いしたい」とあいさつ。会議は公開で行われ、20人ほどの住民が傍聴。終了後はバスに分乗しての斉内川の現地調査にも参加した。

  会議では治水、水道水源、維持流量を検討する各班からそれぞれ中間報告があった。治水の面では1952年(昭和27年)から99年(平成11年)までの48年間の斉内川への降雨量を基に玉川合流点と長野基準点でのピーク流量からダム建設を前提に目標とする治水安全度を上下流、本支川のバランスや投資額からみてやむを得ないと判断された場合は治水安全度を引き下げるとする県の方針報告もあった。

  水道水源については「玉川、斉内川とも浄水処理すると充分に合格点を与えられる水質」と飲料水としての基準値をクリアしていることを強調した。さらに同市太田町八幡前の湧水地の地下水が水道水源として利用可能かどうかを調査するため、深さ60メートルまでボーリングを行うとしている。また市水道局からは渇水が深刻な旧仙北町の一部地域を対象に07年度までに簡易水道を整備する計画も発表された。

  維持流量については第2田沢疎水幹線用水路、仙北平野1号幹線用水路など既存農業用水路に余裕水があり、その使用について農林水産省や管理者との協議が必要だとの報告があった。今後は玉川や斉内川、地下水の各水源を組み合わせた場合の費用などを試算し、11月下旬に開く次回までに代替案の素案を策定する。