各地域23地区で開催
70歳以上、2万735人に(9月6日・火)
大仙市の敬老会が3日の中仙地域長野、鑓見内地区から始まった。合併した今年は旧市町村の慣例をそのまま踏襲したため、各地域ごとに23地区で行われている。6日は大曲地域の角間川地区と花館地区で、また協和地域の荒川・峰吉川地区で行われた。栗林次美市長はこの日、角間川地区での敬老会に顔を出した。
同市によると8月末現在で70歳以上の高齢者は2万735人。うち100歳以上は12人となっている。敬老会への招待はその地域によって70歳以上から76歳以上などまちまちだが、合併協議会では敬老会への招待対象年齢は今後3年以内に75歳以上に引き上げることを決めている。
角間川地区では76歳以上を対象に旅館「角水」での敬老会へ招待。435人のうち、149人が参加した。大広間に用意されたテーブルに向かい合わせに座ったお年寄りたちは皆、着飾って嬉しそうな笑顔だった。
主催者である角間川地区社会福祉協議会の高橋英輔会長(78)は自身も見も知らぬ東京の広告業者から電話で、「元高等学校長」の広告掲載の請求をしつこく受けたのを紹介しながら「振り込め詐欺や住宅のリフォームなど敬老の気風がだんだん薄れてきている」と残念がりながらも「私たちはお互いに助け合い、励まし合い、健やかに年を重ねて命ある限りは貴重な体験、身につけた技術を生かして社会に役立ちたいものだ」と意気軒昂だった。
栗林市長は敬老祝金や記念品を贈呈した後、「市では今、少しでも子供を産み、育て安い環境にしたいと県と一緒になって保育料の半額助成や小学校までの医療費を無料にするなど努力している。一方、人口の30%以上が高齢者であり、お年寄りの福祉の面もしっかりとやっていきたい。人生の大先輩であり、戦争も体験し、昭和、平成の大合併も体験した。高齢者としての様々な知識や経験、人に対する気遣いなどを若い世代に教えて頂きたい」と励ました。
テーブルには赤飯、焼いたハタハタ、茶わん蒸し、刺し身などの料理、そしてビール、お酒も運ばれ、乾杯した。そして角間川保育園の遊戯や新日本舞踊などアトラクションもあり、集まったお年寄りは「同級会のようだ」とおしゃべりとお酒、料理を楽しんだ。