大仙市初の市議選始まる

定数30に66人が立候補

8地域で激戦、激突の「お願い」コール展開へ(9月11日・日)

  在任特例満了(9月30日)に伴う大仙市初の市議選は11日告示され、同日午前8時半から神岡農村環境改善センターで立候補の受け付けをした結果、定数30議席に対して新人11人、現職55人の合わせて66人が立候補を届け出た。受け付けは午後5時で締め切られるが、この66人の顔ぶれで争われるのはほぼ間違いない。

  選挙は大仙市全体を一つの選挙区として争う大選挙区制だが、初の選挙だけに名前と顔が全市的に知られている候補者はゼロに近く、現実はそれぞれの出身地である旧市町村を地盤にした地域戦が実態だ。

  11日現在の有権者数は男3万7231人、女4万2460人の合わせて7万9691人。立候補者を地域別に見ると大曲地域は有権者3万1852人に対して現職17人と新人3人の20人。神岡地域は4967人に対して現職4人に新人1人(届出の住所は大曲日の出町)の計5人。西仙北地域は8921人に対して現職6人に新人3人の計9人。中仙地域は9703人に対して現職9人に新人1人の計10人。協和地域は7344人に対して現職6人。南外地域は3874人に対して現職3人に新人1人の計4人。仙北地域は6715人に対して現職6人に新人1人の計7人。太田地域は6315人に対して現職4人に新人1人の計5人。

  市議選は住民の身近な行政を負託するだけに有権者の関心も高く、過去の旧大曲市議選でも投票率は常に80%以上の高さとなっている。今度の選挙戦、その投票率を仮に85%とすると約6万7800票となり、それを66人で争うことになる。その平均値は1027となり、1100票から1200票台が当選ラインとなりそう。

  大曲地域は投票率85%と計算すると約2万7000票の大票田。地盤としているのは20人で、平均すると約1300票となるが、地縁・血縁、さらに浮動票を狙って他地域から候補者が戦線を拡大、争奪戦が激しくなりそうだ。神岡地域は約4200票を巡って5人の争い。平均すると約850。絶対数が足りないだけにいかに他地域で票を上積みするかにかかっている。

  西仙北地域は約7500票。立候補者は9人。平均値は840であり、1000票に届かない。現職、新人とも隣接の旧町村へあらゆる〃コネ〃を頼りに浸透を図っている。中仙地域は約8200票。立候補は10人。平均値は820と厳しい。やはり全市を視野に入れた戦いが強いられる。協和地域は約6300。立候補は6人だから、平均するとギリギリ1000を超える。地盤の票を守りきって、他地域で少しでも上乗せを図りたい。

   南外地域は約3300票しかない。立候補は4人で、平均すると822。4人とも境界のないボーダーレスの戦線を張っている。仙北地域は約5700。立候補は7人となり、平均値は約810。絶対数が足りないだけに、大曲地域で浮動票を稼げるかにかかっている。太田地域は約5400票。立候補は5人で、平均値は約1080。地盤を守りきった上で、他地域での綱引きも展開したい。

  今度の市議選。大曲地域から立候補した現職17人のうち、8人は03年4月の市議選で1000票以上を獲得している。また最低でも750票以上は取っている。また新人の一人は在任特例適用に反対しての議員辞職であり、過去3回の市議選では1000票以上を獲得している力を持っている。もう一人の新人は過去2回、市長選に立候補し、高い知名度を持っている。さらにもう一人の新人は常に上位当選してきて今回で大仙市議会議長として引退する加藤勲氏の後継指名を受けての立候補。

  旧大曲市議選での基礎票を持っている大曲地域の候補者はある程度、票を読めるが、旧町村の候補者が獲得した過去の票は多くても600票、少ないと200票にも満たない。それだけに農村部を地盤に戦う候補者は「全く勝利が見えない」と暗中模索の戦いが強いられている。

  選挙用のポスターの掲示板は60人以上の候補者に対応するため、横幅約9.5メートルと巨大なものとなり、設置する場所も限られるため、衆院選より206カ所少ない548カ所とした。しかし、立候補者は旧市町村を離れると地理が不案内なため、大仙市議として顔なじみになった現職はお互いポスターを交換しあって、運動員が自らの候補者以外のポスターを張る協力関係も結ばれるなど、厳しい戦いの中にもむつまじい一面も見られる。しかし、候補者の中には運動員が地理不案内な面もあって告示当日の午後1時現在でもまだ全部のポスターが張り切れてない(写真は大曲図書館前で)。

  市議選の運動は17日までで、18日午前7時から午後7時まで116カ所の投票所で投票が行われ、午後8時半から大曲体育館で即日開票される。当落の判明は午後11時ごろの予定。

  市選管では神岡農村環境改善センターを会場にした受け付けをスムーズに済ませたいと職員50人体制で応対。会場は当初、66人もの届出にごった返したが、届出書類審査係を11カ所22人で応対した結果、受け付け事務はスムーズに展開され、わずか35分で終了、選挙の7つ道具の交付時間を入れても50分で終わった。

  立候補者は次の通り。届出順。本紙から=候補者のうち能味しん一氏の「しん」の字は土偏に「岑」と書いたものです。
 
届出番号
候補者氏名
住所
年齢
党派
職業
新・現・元別
橋本  五郎
協和上淀川
59
無所属 
農業
佐藤  孝次
角間川町
55
無所属
農業
本間  輝男 
堀見内福嶋
54
無所属
農業
伊藤      清
南外中桑台
63
無所属 
農業
高橋  照雄
太田国見 
66
無所属
農業
小山  緑郎
豊岡大野中
45
無所属
農業
大野  忠夫 
神宮寺
67
無所属
無職
小笠原悌二郎
協和境
69
無所属
運送業
北村    稔
大曲北村
64
無所属
市議会議員
10
鈴木  辰美 
協和稲沢 
58
無所属
農業
11
佐藤  清吉
南外小出
56
無所属
会社役員
12
鎌田    正
杉山田家ノ前
57
無所属
農業
13
川原  誠徳
横堀上村
54
無所属
農業
14
門脇  一男 
太田町斉内
57
無所属
農業
15
小松  栄治
刈和野本町
56
無所属
自営業
16
藤井  春雄 
大花町
72
社民党
無職
17
佐藤  隆盛
戸地谷大和田
57
無所属
農業
18
藤田  君雄
清水下黒土
63
無所属
農業
19
小山  誠治
花館上町
74
社民党
農業
20
斉藤  博幸
協和船岡
53
無所属 
農業
21
千葉  友悦
清水上大蔵
55
無所属
自営業
22
佐藤  文子
四ツ屋中古道
51
共産党
政党役員
23
渡邉  秀俊
協和船岡
52
無所属
農業
24
佐々木洋一
鑓見内石持
55
無所属
農業
25
田中  孝悦
神宮寺蒲
63
無所属
農業
26
石塚    柏
泉町
58
無所属
団体役員
27
杉沢千恵子
大曲須和町
61
公明党
市議会議員
28
千葉    健
豊岡東八日市
57
無所属
農業
29
今野    智
協和船岡
61
共産党
政党役員
30
児玉  裕一
四ツ屋荒屋敷
56
無所属
農業
31
鈴木  三男
北楢岡小山田
64
無所属
農業
32
金谷  道男
太田町中里
58
無所属
商業
33
齋藤  正俊
大曲金谷町
68
無所属
無職
34
菊地  幸悦 
四ツ屋西下瀬
56
無所属
会社役員
35
武田    隆
土川上野
53
無所属
農業
36
長澤  典雄
横堀星宮
50
無所属
会社役員
37
田村  政治
刈和野上ノ台
59
無所属
飲食業
38
佐々木昌志
土川比山沢
56
無所属
農業
39
藤嶋  次男
大花町
66
無所属
自営業
40
土井  文夫
払田下払田
62
無所属
農業
41
齋藤  孝一
大曲日の出町
42
無所属
会社員
42
竹原  弘治
神宮寺八石
57
無所属
農業
43
大坂  義徳
藤木八幡腰
60
無所属
農業
44
高橋  幸晴
太田町小神成
56
無所属
農業
45
冨岡  喜芳
上鶯野古館
54
無所属
農業
46
伊藤  直人
南外坊田
56
無所属
建築工事業
47
大山  利吉
堀見内下田茂木
58
無所属
農業
48
橋村    誠
内小友館前
58
無所属
農業
49
鈴木隆太郎
太田町太田
52
無所属
法人役員
50
高橋恵五郎
高梨沼田
58
無所属
市議会議員
51
大橋    秀
刈和野上ノ台
63
無所属
会社員
52
三浦  一夫
長野新町
64
無所属
農業
53
高橋  敏英
大曲西根
50
無所属
会社役員
54
小松  一義
豊川社田
67
無所属
農業
55
藤田  和久
下深井相布
56
共産党
農業
56
山崎  栄一
大曲西根
69
無所属
農業
57
伊藤  晴敏
刈和野小野
43
無所属
会社員
58
木元正一郎
下鶯野下中嶋
64
無所属
商業
59
藤谷  一誠
大曲須和町
56
無所属
建設業
60
伊藤  晴通
刈和野清光院後
49
無所属
医師
61
冨塚  俊朗
刈和野
61
無所属
会社役員
62
能味  しん一
内小友宮林
70
無所属
農業
63
信田  勇一
豊岡谷地
73
無所属
農業
64
仲村   力夫
角間川町
65
無所属
農業
65
佐藤  芳雄 
南外悪戸野
56
無所属
農業
66
高橋  孝夫
大曲黒瀬町
71
無所属
洋服仕立業