交通安全総決起大会
母の会、高齢者の事故なくそうと寸劇(9月18日・日)
大仙市清水地区の清水コミュニティセンターで17日、大仙地区交通安全協会清水安全会(藤田君雄会長)主催の「交通安全総決起大会」が開かれた。今回で20回目の大会となり、共催の清水地区交通安全母の会(伊藤由美子会長)では「節目の大会として、高齢者の交通事故防止を図りたい」と自作の交通安全寸劇を演じ、参加者を笑わせながら、身近な交通安全を考える場とした。
大会には地区の高齢者約100人が詰めかけた。母の会の会員約30人は厨房でお昼にご馳走する「いものこ会」の準備やおにぎりを握り、お年寄りたちは体育館で交通安全をテーマにした勉強会となった。始めに戸嶋英樹副会長が「大仙市になって初めての大会となった。交通安全は永遠のテーマ。老人、子供たちの事故防止は『気をつけて』のひと言が大事」と呼びかけていた。そして清水小3年の佐藤恵さんが、かすりの野良着姿で登場し、民謡踊りを披露。佐藤さんの可愛らしい踊りは会場を和ませた。
続いて清水地区で有名なジャンボウサギの縫いぐるみが3羽登場。ウサギは反射テープの10倍の明るさで輝くフクロウをかたどった「ウォーキングマスコット」と高齢者のための「安全・安心手帳」を一人ひとりにプレゼントした。母の会の伊藤会長は「ウォーキングマスコットは暗くなってから歩く時に腕やバッグに付けて下さい」と注意していた。
そして大仙警察署交通課の伊藤主税課長が、交通安全をテーマに約40分の講話を開いた。伊藤課長は15日に太田町でミニバイクと軽トラックが衝突し、バイクを運転していた67歳の女性が亡くなったことで今年の管内の事故による犠牲者は11人になったことなどを報告。「交差点で『止まる』という守るべきことを守らなかったために起きる事故が多い」などとわずかな不注意が大きな事故につながると警鐘していた。
最後は母の会の9人が交互に登場して「交通安全」をテーマにした寸劇。温泉帰りのおばあさんたちが会話しながら十字路を斜め横断し、お巡りさんから注意されたり、車の前を走るバイクがウインカーをつけっぱなしで走り、困らせるシーンなどを演じた。
登場する人たちはみな普段着そのままの方言で会話し、おじいさん、おばあさんたちは大喜び。最後には地元の駐在所のお巡りさんがスナックのママさんとなって登場、お客さんにビールやお酒をサービス。家族が車で迎えに来るが、客の一人が「あんまり酔ってねからおれの車でもう一軒、行くべ」と酒酔い運転寸前まで。結局、迎えに来た家族に乗せられて帰るが、酒を飲んだ勢いで車を運転しようとする怖さを演じる舞台、そしてそれを止めようとする家族のやり取りにお年寄りたちは目を細めながら「ンダ、ンダ」とうなずいていた。
寸劇が終わるとちょうどお昼になって、母の会のお母さんたちが「いものこ鍋」とおにぎりを会場に運んで、にぎやかな昼食会となった。