第2報=バリバリと言う音と同時に墜落
国交省航空、鉄道調査委員会が現地で検分へ(9月28日・水)
27日午後5時30分ごろ、大仙市神宮寺字大巻地内の農道上でヘリコプターが墜落、炎上し、乗っていた2人が死亡した。大仙署は死亡したのはヘリを操縦していた埼玉県越谷市千間台西、三浦正さん(48)と同乗していた東京都墨田区東駒形、自営業・北野公一さん(54)ではないかとみて確認を急いでいる。28日午後から秋田大学医学部で解剖の予定。
ヘリコプターはアメリカ製ヒューズ式300型・3人乗りで、三浦大曲ヘリポート北西約400メートル離れた地点で自然に落下するような感じで墜落。近くで農作業をしていた人がそれを目撃してヘリコプターに駆け寄ったところ、機内に2人が気を失った状態でいるのを見て助けようとしたが間もなく燃え上がったため、110番通報した。
ヘリコプターはこの日、埼玉県加須市を飛び立ち、途中、山形空港に立ち寄り、同空港から大曲ヘリポートに飛行中だった。飛行計画に北野さんの名前があった。
通報を受けた広域消防本部からは7台の消防車が駆けつけたが、現場に水がないためタンク車が放水して消火した。墜落したヘリはローターを残すだけの無惨な姿となった。三浦さんは同市花館の建設会社が実家となっている。
近くの田んぼで農作業をしていた男性(46)は「ヘリポートのある線路の向こう側から飛んできて、旋回したと思ったらバリバリという音がして、『アッ』と思ったらそのまま前のめりになってスッと落ちた。いつもより低い飛びかただなと思った」と話した。
大仙署は飛行状態からヘリコプターは着陸態勢に入ろうとして墜落したと見ている。国交省航空、鉄道調査委員会の調査官が28日午前中に現地入りし、大仙署と合同で実況検分して墜落原因を調べる。
三浦さんは農薬散布会社の嘱託パイロットとして勤務していたが、現在は埼玉県でヘリ格納庫の管理をしていた。同乗していた北野さんもヘリのライセンスを持っており、飛行計画には「訓練」と記していた。三浦さんは1999年7月に本紙の取材を受け、「ヘリコプターでミネラル液を散布する事業を広めたい」と農薬を減らす安全な農法に取り組むビジネスの夢を語ったことがある。