死亡事故現場を視察

大仙警察署

地域交通安全活動推進委員(4月18日・火)

  大仙警察署では14日、大仙地区地域交通安全活動推進委員会(齋藤誠助会長・委員21人)を開き、昨年発生した管内での死亡事故現場をバスで視察した。国道13号、46号、105号などを管轄とする同署は全県の道路延長の20%を占める交通の要所となっている。このため交通取締りにも力を入れているが、昨年は過去10年間で最多の16人が交通事故で死亡した。全体の事故の発生件数は前年に比べ44人、負傷者も82人減ったが、犠牲者は逆に7人の増加だった。このため死亡事故発生現場を視察し、改善に向けたアイディアが生まれればと実施した。

  一行はマイクロバスに乗って死亡事故現場15カ所のうち、協和船岡の国道13号から同上淀川、峰吉川、神岡、美郷町六郷までの6カ所の現場を視察。

  中でも峰吉川の現場では1月6日と7月5日、対向車線に進入した車同士の正面衝突事故で3人が死亡している。緩い左カーブの道路だが、どちらもスピードの出し過ぎでハンドル操作を誤り、対向車線にはみ出して衝突したものだった。

  バスから降りて現場を視察する委員たちは「なぜこういう所で同じような事故が」と首を傾げながら、警察官の説明に耳を傾けていた。一方、10月1日、雨の日に協和上淀川の国道13号で起きた歩行者と車の衝突事故は、はねられた77歳のおじいさんが近くに横断歩道橋があったにも関わらず、それを使わずに事故に遭ったものだった。現場は車の行き来が激しいため、歩行者が横断できないよう柵も設けていた。

  また2月21日の早朝には北楢岡の国道13号で、T字路交差点を右折する際に一時停止しないで道路に出たため、大型トラックに衝突されて死亡する事故もあった。さらには11月2日、神宮寺の国道13号で車と原付バイクが衝突、バイクの人が亡くなったのは右折しようと停まった際に前から来た車がライトで譲り合いを合図、それを受けてハンドルを右に切って進んだ直後、バイクが直進してきたものだった。いわゆる「サンキュー事故」だった。

  視察した委員たちは現場を見て「なぜこういう所で死亡事故が起きるのかと疑問に思うことが多い。しかし、無理な横断で犠牲になったお年寄りもおり、安全教育に力を入れてもらうしかない」と話していた。