大仙市で臨時議会

工事契約変更ミスで詫びる

大綱引きを縁に韓国と国際交流も(4月27日・木)

  大仙市は27日、第2回臨時議会を招集し、宇津台浄水場配水池新設工事の請負契約締結変更に伴う専決処分報告など報告案7件と南外ふるさと館設置条例の一部改正など条例案3件、それに2149万6000円の一般会計補正予算を提出。議会はいずれも原案通り承認、可決して閉会した。

  配水池新設工事は秋田振興・高吉・荒屋鋪建設共同企業体と昨年7月の臨時議会で3億6540万円の請負契約で議決を得ていたが、断水による赤水発生を防ぐには水道を止めないまま工事をせざるを得なかったことや水道管を保護するため鉄板を敷く必要が求められ、工事費は約702万円の増額となった。

  契約額の変更には議会の議決を得なければならなかったが、水道局側の事務手続きの誤りから議決を経ないまま2月14日付けで3億7242万4500円の変更契約を締結、3月20日に工事は完了してしまった。このため市長権限で専決処分したが、栗林次美市長はこの日の臨時議会で「事務処理に誤りがあった」として陳謝。また関係職員を訓告及び厳重注意処分した。

  さらに4月6日から10日まで「日韓大綱引き交流事業」で韓国・唐津郡(たんじんぐん)訪問の報告や「(仮称)刈和野大綱引き伝承館」の建設と「温泉ふれあい入浴サービス事業」についても説明した。

  韓国には橋本五郎議長、刈和野大綱引き保存会、西仙北太鼓の会、職員など33人が訪問。栗林市長は8日に訪問団と合流した。報告の中で市長は「唐津郡守と副郡守との懇談で互いの地域の民俗文化を尊重し、綱引きを中心とした交流の継続を確認、青少年交流事業の検討など新たな方針も協議した。韓国は日本に最も近い国であり、今後は大仙市としてアジアの窓口として国際交流を促進したい」と述べた。

  また(仮称)刈和野大綱引き伝承館の建設候補地として要望のあった「旧法務局西仙北出張所」跡地と建物は3月27日に土地開発基金で取得したと報告。跡地面積は約1046平方メートル、建物は1979年の建築で延べ面積約362平方メートルの大きさ。西仙北中央公民館や西仙北図書館など市の施設と隣接し、利用価値も高い土地だとして建物付きで950万円で財務省から購入、「刈和野大綱引き伝承のための施設として活用を検討したい」と述べた。

  「温泉ふれいあい入浴サービス事業」については「高齢者の閉じこもりを防止し、楽しく元気に長生きできる地域づくりを目的に実施するもの」と説明。そして当初予算では70歳から79歳までの高齢者に半額割引券を、80歳以上の場合は無料券をそれぞれ15枚配布することにしていたが、利用率を高めるため対象者を70歳以上の高齢者及び60歳以上の心身障害者などとし、70歳から79歳の高齢者及び60歳から69歳の心身障害者手帳を所持している場合は半額割引券を、80歳以上の高齢者には無料券をそれぞれ24枚配布するなどとした。

  市長あいさつの後、4月1日付で同市教育長に就任した三浦憲一氏が発言を求め「教育長拝命という大きな責任を与えさせてもらった。議会のご指導をいただきながら、元気のある大仙市の教育に努めたい」と述べた。

  可決された一般会計補正予算2149万6000円による主な事業は介護保険改正に伴うもので、65歳以上を対象にこれまでの基本健診とは別な「生活機能評価事業」を実施し、介護予防に力を入れるもので1501万円を計上した。この他、雪害による施設の屋根の修繕費などだった。補正後の06年度一般会計予算の累計額は444億1099万6000円となった。