大仙市内小友余目公園
地域の活性化狙いに花火打ち上げ(4月30日・日)
大仙市内小友余目公園で29日夜、「余目さくら花火観賞会」が開かれた。余目さくら・花火実行委員会(三浦正彦委員長)が主催し、余目いきいき協議会(加藤加一会長)、萬桜・育友会運営協議会(小松忠二会長)の共催で、昨年に続いて2回目。桜にはひと足早かったが、公園を訪れた多くの人たちは大音響と共に夜空を焦がすスターマインや4号玉(4寸)、5号玉(5寸)の連発に大喜びだった。
余目公園は標高100メートルほどの山で、約200本の桜が植えられている。合併前の旧大曲市時代、栗林次美市長が個性的な地域づくりを進めようと「地域いきいきビジョン策定支援事業」を提唱。内小友地区の人たちは余目公園を中心とした「余目いきいき協議会」を結成し、「美しい四季癒(いや)しの郷(さと)構想」と「ホタルの里構想」を立ち上げ、その目標に沿った地域づくりを始めた。さくら花火観賞会もその一環として企画した。
しかし、花火の打ち上げにはお金も必要だ。その資金は地元の理容店や自転車店など個人商店や企業、集落の人たち、それに内小友に縁のある企業や病院がスポンサーとなって提供。そして地元の花火製造会社である「小松煙火工業」も格安で請け負った。
花火の打ち上げには栗林市長も訪れ、市民と交流を深めながら楽しんだ。夜店も設営され、豚汁やおにぎり、おでんの販売もあった。秋田市や横手市からの観光客もあった。少し肌寒い天候だったが、春の花火を楽しもうとシートやいすを置いて、桟敷とした。
余目いきいき協議会の加藤秋雄幹事は午後7時の開始の合図と同時に「さくら花火観賞会に大勢の皆さまのご来場をいただき、ありがとうございました。大会開催に当たり、地域の皆さまのご協力と支援に感謝したい。桜咲く春爛漫の下で心ゆくまで楽しんでもらいたい」とあいさつ。
続いて栗林市長も「大仙市は合併して大変、大きな市となった。行政の目が届きにくいほど広い市となった。それだけに自分たちの地域は自分たちの力で、自分たちの考えでやっていきたいという構想を持って行かなければならない。この内小友地区は余目いきいき会議を中心に地区の課題や問題を自分たちの手で、そして市の力を少し借りながらやっていこうとしている。この花火大会もそうした意気込みで誕生した」とたたえた。
大会が始まった。打ち上げごとにウグイス嬢がスポンサーの名前を読み上げ、「この花火は以上の皆さまのご厚意で打ち上げます」とPRにも力を入れた。打ち上げはスターマイン、そして割物花火の連発の繰り返しだったが、一つのプログラムに8つから9つの商店や企業が資金を出し合って大会は成り立った。中には地元老人クラブからの資金提供もあった。また大仙市役所職員内小友会の名もあった。訪れた人たちは約40分、22組の「さくら花火観賞会」を心ゆくまで楽しんだ。