安全で安心して生活できる社会へ
市民ら600人、福祉向上目指して大会宣言(8月4日・金)
大仙市社会福祉協議会主催の「社会福祉大会」は3日、大曲市民会館で開かれ、功績者表彰の後、住民一人ひとりが暮らしの場である地域社会において、お互いの人権と責任を大切に「その人らしく、安全で安心して生活できる地域社会」を目指し、▽地域に暮らす人みんなが参加し、協働による福祉社会の実現▽地域に根ざした総合的な助け合い体制の実現▽利用者の身になっての福祉サービス▽地域の福祉課題の解決のため、柔軟できめ細やかな取り組みを進める?との大会宣言をした。
大会には久米正雄助役、県社会福祉協議会の岸登副会長、御法川信英衆院議員、橋本五郎市議会議長らを来賓に社会福祉関係者や団体、学校教育、社会教育、ボランティア、町内会、青少年育成団体、保健・医療関係者ら約600人が参加。
始めに有明秀太郎会長は「このまちに住む誰もが、その人らしく安心して生活を送ることができる地域社会を目指して活動を続けてきた。社会情勢も日々変わり、福祉政策にも歯止めがかけられようとする時代だが、地域の助け合いで苦しみや難儀を和らげることは出来る」と助け合い精神の大切さを訴えた。
続いて来賓の祝辞に入り、久米助役は「福祉はすべての人が健康で文化的な生活を営む権利を社会全体が保障する制度であり、豊かな社会づくりの基礎となるものだ」とし「厳しい財政事情にあっても、住民生活に密接に関わる福祉については『豊かな地域社会』形成のため、重点的に取り組みたい」と訴えた。
社会福祉協議会は会費や共同募金の配分金を主な財源に高齢者の自立した生活を支援するための実態調査や訪問活動、乳児を養育する保護者に対して紙おむつの贈呈や子育て支援などのエンゼル事業、低所得世帯への修学費の無利子貸し付けや民生児童委員と連携した生活支援活動、さらに市から委託を受けての一人暮らしや高齢者世帯、身体障害者世帯など調理が困難な家庭への食事の配達、家族介護教室、訪問入浴などを行っている。
大会では功績者表彰の後、阿部三琅弁護士が「わたしたちの生活の根底にあるもの」と題し記念講演。阿部氏は1931年4月、横手市生まれ。講演では「戦争を経験し、敗戦という衝撃も受け、その体験から平和への印象が強い」と述べ、「人は一人ひとり考え方も感じ方も違う。自分にないものを持っている。お互いの個性を認め、矛盾する両者を自分に取り込んで生活している。人が人間らしく生きていくにはそうした調和が必要だ」などと生活や子育て、家庭、社会においての教育や法の支配などについて語った。
最後に第9回秋田おはら節全国大会で優勝した太田町の高橋邦子さんと大曲婦人会が登場し、民謡とフォークダンスを披露して幕を閉じた。
功績者表彰を受けた人たちは次の通り。
◇協議会役員での功績者=石山與一(北楢岡)、五十嵐五郎(刈和野)、草薙浩(豊川)、進藤錬治(協和)、高見俊一(南外)、佐々木誠孝(橋本)
◇福祉員としt社会福祉の増進に功績=山信田祐静(松倉)、伊藤忠行(刈和野)、戸堀文夫(北長野)、鈴木光男(協和)、熊谷一美(払田)、長澤寅雄(太田町)
◇福祉分野のボランティア=ひがし婦人会(安藤邦子会長・北野目)、東今泉青年会(小松一男会長・太田町)
◇社会福祉増進へ多額の寄付=株式会社佐藤忠蔵商店(佐藤木實子代表取締役・大曲)