大仙市の「のびのびらんど」
最優秀賞は千葉県の鷹觜さん、副賞に花火の桟敷(8月16日・水)
大仙市のボランティアグループ、「のびのびらんど(伊藤八重子代表・大曲通町「花火庵」内)では、昨年に続いて「第2回全国誌上花火川柳大会」を開催し、このほどその作品審査を行った。
全国の川柳誌上を通じて行った募集には300人の川柳作家から、510句の作品が寄せられた。昨年に比べ応募作品は若干少なかったが、「花火」という固定した課題をこの1年間でさらに研究し、発想を広げた秀句が多く見られた。その角度を代えた発想が川柳をより楽しいものにしたと選者らの評。
審査の結果、最優秀賞には千葉県我孫子市の鷹觜ひろのり氏が選ばれ、副賞として大曲の花火の桟敷A席が贈られる。優秀作品の表彰式は大曲の花火の前日、25日午後1時から「のびのびらんど」で行われる。大仙市ではこの事業こそ、地域振興にもつながると補助金を供与した。
のびのびらんどでは、入選以上の優秀作品は短冊に印刷し、大曲駅から大曲農業高校までの商店の協力を得て、約200枚の作品を各商店の店頭に飾り、地域づくり活性化につなげたいとしている。
入賞作品は次の通り。入選作選評は選者5人の代表である森田万葉さん(大仙市)。
◇最優秀賞
大花火日本の平和へ拍手する(千葉県我孫子市・鷹觜ひろのり)
選評=テロも戦いも無い日本の空へ昇る大花火。それに拍手する人々の平和への思いが響きあう。(今)を詠んだ実感句。
◇優秀賞
出身を問えば花火のまちと云う(秋田県横手市・鎌田タカ子)
選評=花火のまちの文化と誇りが伝わる。ユニークな発想の中にユーモアを引き出している。
この子らに残す未来という花火(秋田県美郷町・木村とも子)
選評=子どもたちに託す未来、希望という熱い思いが込められている。素直な表現の中に愛のまなざしがある。
◇秀逸賞
合併の町一杯に大花火(新潟県・近藤茂子)
花火見て許す気持ちになりました(岩手県・佐々木満栄)
花火の日からりと晴れるおばこ節(秋田県・高木弘江)
いつからか母の手を引く遠花火(秋田県・吉田宏子)
あぜ道の父の背で見た遠花火(東京都・森ひろ子)
ミサイルの憂いを砕け大花火(秋田県・深山輝)
遠花火父は静かな酒が好き(宮城県・杉村由美)
遠花火平和の彩で鳴りわたる(秋田県・田口かつ)
遠花火わたしの彩で咲かせます(北海道・酒井日出子)
企画書に花火をたんと詰めておく(三重県・松田順久)
腹の子にズシンとひびく大花火(秋田県・小松ふき子)
湯の宿に二人のゆかた遠花火(青森県・正木寮子)
国連を揺るがす花火だってある(秋田県・川崎青蛇)
年金のサイズを越える大花火(新潟県・往生花子)
ブーメラン花火に魅かれ出たまんま(福岡県・清水巴里)
電車から花火が見える空の旅(新潟県・水科利子)
いじめっ子いじめられっ子花火の輪(岩手県・長田ふき)
母の背に隠れて覗く草花火(新潟県・片桐美砂)
ちちははは如何におわすか遠花火(愛知県・二村貞子)
仲人の役を花火にしてもらう(鳥取県・門脇かずお)
いつか又会う約束の草花火(新潟県・内山英子)
尺玉を仕掛けた父も若かった(富山県・長谷川しょう子)
寝たきりの母を笑顔にする花火(愛知県・高須春雄)
一瞬は君を忘れる大花火(新潟県・山本誠子)
線香花火のこの娘もいつか嫁に行く(福岡県・藤井北灯)
缶ビール孫の未来へ鳴る花火(秋田県・鈴木孝次)