大仙市大曲の花火

キャンピングカーも待機

今回から初めて入場規制も(8月24日・木)
 

  大仙市の「第80回全国花火競技大会・大曲の花火」も26日と目前に迫ってきた。大会会場の大曲橋(通称・金谷橋)下流の雄物川河川運動公園では桟敷席の建設工事やトイレの設置などの作業もほぼ終え、最後の仕上げ中。その「日本一の花火大会をこの目で観たい」とキャンピングカーも23日夕方には会場近くの堤防に待機し出し、24日朝で50台前後の車が列をなしている。一方、花火実行委員会では大会の安全確保と場所取りによるトラブルを避けるため、今回から無料観覧スペースへの入場規制を設けた。

  規制されるのは、大曲橋から下流の桟敷席北端までの無料観覧スペース。今日24日午後5時から大会、工事関係者以外の立ち入りは禁止し、大会当日の午前5時から姫神橋側の桟敷席北端に設置する2本の通路から入場させる。

  入場は混乱を避けるため30人から50人ずつ段階的に入らせ、その列がなくなった段階で堤防上からの各階段入口を開放する。待機場所となる桟敷席北端から姫神橋までの間は入場制限はない。

  今回の規制について実行委員会では「場所取りや泊まり込みで火気の使用やごみで会場が荒らされたり、大会前に健康を害してしまう人も出ている。また、各種作業が当日まで続くため、安全確保のためだ」と理解を求める。

  また、入場に際してもテントやパラソル、その他、観客の邪魔になる物の持ち込みも制限される。さらに敷物は1グループでも縦・横4メートルぐらいのもの1点までとしている。

  桟敷席は今年からB席を廃止し、A席と堤防法面の緩斜面C席に加え、新たに河川敷にP席を設けた。A席(定員6人・1万9000円)は予定より1000席増やして1万5900升、C席(同5人・1万円)は2800升、そしてP席1100升(同2人・5000円)設けた。その桟敷席は今月1日に売り出され、A席、C席、P席とも完売。ただし、P席は当日販売もあり、午前8時からJR大曲駅構内で30升、会場で170升を販売する。

  姫神橋近くの堤防には24日朝10時現在だけで50台前後のキャンピングカーが並んだ。群馬、相模、名古屋、松本、岩手など県外ナンバーが多い。会社を定年退職後は、キャンピングカーで「いい人  いい旅  いい老後  全日本シニアキャンピングクラブ」の看板を車の後部に取り付け、全国の旅を楽しんでいるという群馬県出身の梶さんと名乗る男性(67)は「日本一という大曲の花火を観るのは私の夢だった。こんな狭いまちに60万人もの観光客が集まるなんてと思ったが、なるほどこの広大な河川敷を眺めるとうなずける」と話した。梶さんは北海道で知り合った旅の仲間たちに「今度は大曲の花火を観に行かないか」と呼びかけた。みんな賛同して4台のキャンピングカーに分乗し、22日は中仙の道の駅に宿泊、そして23日夕5時ごろ大曲入りした。

  26日の大曲の花火。第80回記念大会という前評判も高いだけに、今年も70万人台の人出が予想されている。全国から選び抜かれた30社(うち県内4社)の花火師がそれぞれの伝統と秘術を凝らし、光と音の競演を展開する。大会の目玉となる大会提供花火。今年のテーマは「日本の花火  80th  anniversary」。記念大会とあって、参加30業者協力による花火で、日本の花火の変遷や歴史、現在の花火の神髄を打ち上げる。花火大会は26日午後5時から昼花火、そして午後6時50分、秋田県提供の80回記念特別番組として7号玉80発を幅420メートルにわたり、8カ所から打ち上げる。その流れの中で秋田清酒提供の幅500メートルの「ナイアガラの滝」にも点火し、夜花火の幕を開ける。大会提供花火は、午後8時半過ぎの予定。