アキスギネット
看板で秋田杉をPRへと大仙市へ寄贈(8月30日・水)
大仙市・美郷町の森林組合、製材所、工務店、建築設計士らで組織している「アキスギネット」(会長・松塚榮館設計)では、秋田わか杉国体に向けて選手の歓迎と街のムードを高めたいと秋田杉を使った看板を製作、30日、大仙市に2枚を寄贈した。
松塚会長と副会長の高橋寛大曲木材社長らが市役所を訪れ、栗林次美市長に手渡した。看板は大と小の2種類あり、大きいのは高さ190センチ、幅24センチ、小さいのは高さ90センチ、幅18センチ。
アキスギネットによると住宅建築で使われている木材の8割は外国から輸入されたもので、県内でも地元の秋田杉は余り消費されなくなっているという。このため、林業の従事者は減り、山にも手が入らず山の荒廃を招いているという。アキスギネットはこうした現状を憂いた県の支援を得て、地元の山で育てた木材を使って住宅を建ててもらい、少しでも森林保全のため役立ちたいと03年3月に結成した。会員は42人。
今回は2枚だけの寄贈だったが、今後は各総合支所や国体の会場となる体育館、それに美郷町にも寄贈したいとしている。看板は「歓迎」を赤文字で、そして墨で「秋田わか杉国体」と書かれ、汚れが板にしみ込まないようラッカースプレーで仕上げた。
「木材は高いと言われているが、実際のコストは建築費の1割程度。近くの山の木で家を建てることで、地元に仕事を還流させ、地元を元気づけたい」と松塚会長らの話に耳を傾けていた栗林市長は、これから建築する予定の協和地域の統合小学校や保育園を例に挙げ、「コストがかからないなら、秋田杉を使いたいので教えてもらいたい」と前向きの姿勢を示していた。
アキスギネットでは飲食店やホテルなどで看板を設置したいところがあれば、小の方を1000円から2000円の実費で頒布したいと呼びかける。問い合わせはアキスギネット事務局となっている大曲栄町の仙北西森林組合(0187・63・1850)へ。