教育環境整備へ意見・提言書
統合に向けた各地域の参考例も示す(12月5日・火)
大仙市学校づくり将来構想検討委員会(物部仁委員長・前大曲高校長)は4日、三浦憲一教育長に「大仙市立小・中学校の教育環境整備の方向性について」と題した意見・提言書を提出した。意見・提言書は先月22日の4回目の委員会でまとめられていたが、一部修正した上で最終的なものを提出した。
物部委員長は意見・提言書の提出にあたって「8月10日に教育長から検討委員会の諮問を受け、委員会としての意見・提言がまとまったので提出したい」と述べた。そして物部委員長は「適正規模な環境整備は各地域で議題にしてもらい、市民全体で考えて頂きたい。また、小・中連携、一貫ということに委員も高い関心を示した。子どもたちのためにぜひ、この問題も検討してもらいたい。そして早急な複式学級の解消と大仙市の学校教育が大きく進展することを祈りたい」と述べた。これを受けて三浦教育長は「今回の貴重な提言をキッチリと生かしながら検討を加えたい」と述べた。
今回の学校づくり将来構想検討委員会は、急速な少子化の進行を背景に、このままでは小学校での複式学級の増加、そして中学校では全学年単学級の出現など小規模化が急速に進むことや小・中学校の校舎の多くが「建築基準法」に基づく耐震基準が大幅に改定された1981年以前に建築されたことなどから、教育環境の整備を急がなければならないと立ち上げた。
意見・提言書での「小・中学校における適正な学校規模に対する考え方」では「固定化しがちな人間関係に変化を与えることや、新しい成長の機会を得るためには、教育効果のあるクラス替えが可能となるような学校規模に配慮する必要がある」としている。その上で小学校では各学年で児童数が50人程度、1学年2〜3学級、1校あたりの学級数は概ね12〜18学級、中学校では各学年で生徒数が50人程度、1学年2〜4学級、1校あたりの学級数は概ね6〜12学級を適正な学校規模とすることが望ましいとしている。
今回はその考えに則って6年後(2012年)の児童・生徒数の推計に基づいて、既存校舎の利活用を図りながらの過小規模校と14年後(2020年)の児童生徒数の推計に基づき、校舎の新築(移転・改築)などを含めた長期的な展望に立った統廃合の参考例も示された。
【2012年の児童・生徒数の推計から】カッコ内は6年後の児童・生徒数。
◇大曲地域▽統合=大曲小・東大曲小(児童数965)、大曲西中・大曲南中(生徒数192)、内小友小・大川西根小・藤木小・角間川小(児童数300)、内小友・大川西根小(同150)、藤木・角間川小(同150)▽現状=花館小(児童数352・適正規模校をクリア)、四ツ屋小(同145・改築が04年7月と新しいため)、大曲中(生徒数777)
◇神岡地域▽統合=平和中・南外中(生徒数207)、神宮寺小・北神小(児童数196)
◇西仙北地域▽統合=刈和野小・土川小(児童数242)、西仙北東中・西仙北西中(生徒数216)、大沢郷小・双葉小(児童数98)
◇中仙地域▽統合=中仙小・清水小(児童数298)、豊川小・豊岡小(同163)、中仙中・豊成中(生徒数246)▽統合・併設=豊川小・豊岡小・豊成中(児童数163・生徒数78)
◇協和地域▽現状=協和小学校(統合で08年開校予定で、児童数266)、協和中(生徒数192)
◇南外地域▽統合=南楢岡小・南外西小(児童数134)、南外中・平和中(生徒数207)
◇仙北地域▽統合=高梨小・横堀小(児童数342)、仙北中(生徒数190)
◇太田地域▽統合=太田東小・太田南小・太田北小(児童数228)▽現状=太田中(生徒数170)
【2020年の児童・生徒数の推計から】
◇大曲地域▽統合=大曲小・東大曲小(児童数654)、花館小・四ツ屋小(児童数368)、大曲西中・大曲南中(生徒数178)、内小友小・大川西根小・藤木小・角間川小(児童数266)▽現状=大曲中(生徒数630)
◇神岡地域▽統合=平和中・南外中(生徒数162)、神宮寺小・北神小・南楢岡小・南外西小(児童数327)
◇西仙北地域▽統合=刈和野小・土川小・大沢郷小・双葉小(児童数308)、西仙北東中・西仙北西中(生徒数168)
◇中仙地域▽統合=中仙小・清水小・豊川小・豊岡小(児童数344)、中仙中・豊成中(生徒数219)
◇協和地域▽現状=協和小(児童数265)、協和中(生徒数136)
◇南外地域▽統合=神宮寺小・北神小・南楢岡小・南外西小(児童数327)、平和中・南外中(生徒数162)
◇仙北地域▽統合=高梨小・横堀小(児童数413)▽統合・併設=高梨小・横堀小・仙北中(児童数413・生徒数210)
◇太田地域▽統合=太田東小・太田南小・太田北小(児童数271)▽統合・併設=太田東小・太田南小・太田北小・太田中(児童数271・生徒数157)