大仙市でじっちゃの家

仙北公民館と県仙北地域振興局

お年寄りを先生にしめ飾り、鏡餅作り体験(12月7日・木)

  地域のお年寄りから知恵と技術を学ぼうと大仙市仙北公民館主催のチャレンジ家族農園「じっちゃの家(え)」が3日、同市仙北ふれあい文化センターで開かれた。親子で楽しめるとあってお父さん、お母さんも含め35人が参加。趣味でわら細工をしている仙北地域の越後谷敏夫さん(77)を講師に正月用の「しめ飾り」作りを行ったほか、同地域の曲屋「みずほの家」を会場に餅つき道場の師範代として餅つき指導をしているおばあさんたちを講師に鏡餅づくりも体験した。

  越後谷さんは中学2年の時、おばあさんが赤ちゃんを休ませる「えづめ」を稲わらを編んで作るのを見て、わら細工を覚えた。15年ほど前からその記憶をたどりながら再びわら細工を始め、それを趣味に楽しんでいる。

  今回のしめ飾り作りは稲わらよりもきれいに仕上げたいということで河川敷に生えているスゲを材料に編むことにした。越後谷さんはスゲを数本、手にしては手のひらで寄り合わせ、中央が太く両端は細くなるような形で長さ60センチほどの縄を作った。子どもたちは越後谷さんのその手の動きを見ながらお父さんやお母さんたちの手助けを受け、スゲをなった。中には編むのに四苦八苦する子どももいたが、完成すると「ヤッター」とばかりに笑顔を見せ、大喜びで神さまを迎えるための御幣を縄に挟み込んでいた。

  続いて餅つき道場の師範代として活躍しているおばあちゃんたちと餅つきを楽しんだ。会場には二つの臼(うす)が設けられ、子どもたちも杵(きね)を手に「ヨイショ、ヨイショ」と何度も振り降ろし、餅つきを頑張った。

  蒸したばかりでホワホワと湯気を上げる白いご飯が、粘りっけのある餅になっていくのを不思議そうに見つめる子どもたち。それを手でこねて丸くし、二段重ねの鏡餅に仕上げては喜んだ。そしてきな粉餅、ゴマ餅も作ってお昼にはタップリと餅を味わった。

  じっちゃの家は県仙北地域振興局の協力で、夏には近くの農園での枝豆やジャガイモの収穫、そしてきりたんぽづくりや大根収穫体験などもやってきた。今回が6回目で最終回だったが、参加した親子連れは「とても楽しい思い出が残りました」と感謝していた。