男女共同参画講演会

昭和女子大副学長の坂東さん

女だからと甘えず、自尊心を持とうと説く(12月18日・月)

  大仙市男女共同参画講演会「自分らしく輝くために」が17日、仙北ふれあい文化センターで開かれた。市男女共同参画室の主催で、元内閣府男女共同参画局長で、昭和女子大学副学長の坂東眞理子さんが「男女共同参画と女性の生き方」と題して講演、約120人の聴衆が熱心に耳を傾けた。

  坂東さんは、海外で暮らした経験から「日本の男性が家事をしないというのは海外でも有名」と聴衆を笑わせながらも「日本の男性にはお金になる仕事は優先しても、お金にならない家事や育児は後回しにしても良いという風潮がある」と指摘した。そして「男女共同参画とは、女性が男性と同じように振る舞うことではなく、女性と男性が同じように社会とつながりを持ち、自分たちの能力や適性を十分に発揮しながら物事を企画・検討し、その結果による責任を引き受けることだ」と強調した。

  そのためにも「女だからと甘えてはいけない」と訴え、「自分には無理とかどうせ私なんかとは思わず、自分を評価し、自尊心を持つ積極的な姿勢を持ってほしい」と説いた。また、「他人と自分とを比較するのではなく、等身大の自分を認めていくこと。そして自分を大切にし、自分でできることの範囲を少しずつ広げていくことが大切」と述べ、「職場や家庭でのつながりだけでなく、社会全体のことを考える男女共同参画こそ、社会を良くしていくことだと再認識してほしい」と締めくくった。

  講演に先だちF・Fネットあきた南のメンバー5人が、家庭や職場での何気ない会話を題材にした朗読劇を演じた。台所でご飯の用意している妻に向かって「おい。母さん。ビール出してけれ」と仕事から帰って要求する夫。「ご飯の用意をしているから、自分で冷蔵庫から出してよ」と断る妻に「人に仕事させでおいて、自分は涼しい家で昼寝だか。俺も専業主婦になりてよな」と皮肉る夫。男だから、女だから当然と求めがちな意識を改革しようとの5人の熱演には会場から大きな笑いが上がった。