県議選大仙市・仙北郡選挙区

共産党から泉・美郷町議も出馬表明

県民の暮らしと福祉を応援する県政へと泉氏(12月26日・火)

  日本共産県委員会の米田吉正委員長は26日、大仙市役所で記者会見し、来春の県議選大仙市・仙北郡選挙区(定数5)に党仙北地区委員で、美郷町の泉美和子町議(52)=六郷字馬場=の擁立を決定したと発表した。会見には泉町議も同席し、「人々の暮らしを困らせている自公政治から県民を守り、県民の暮らしと福祉を応援する県政にしていくためにも、住民の立場でがんばる共産党県議が、一人から二人、三人と増えていくことが切実だと思い、挑戦することになった」と決意を述べた。

  米田委員長は「党中央からも25日、泉町議の擁立に向けたゴーサインが出た。寺田県政には南ケ丘ニュータウンの開発、中央地下自動車専用道路建設など大変な税のむだ遣いがある。その一方で子育てと教育、それに森林環境税といった新たな負担を導入しようとしている。泉さんは主婦の立場、母の立場から旧六郷町議、そして美郷町議として住民の暮らし、住民の願いを町政に届けるため頑張ってきた。町民からは惜しむ声もあるが、県政を変えていくことが大事であり、それによって美郷町民に違った形で責任を果たせるのではないか」と話した。

  続いて泉町議は「町民の暮らしは、増税や社会保障制度の改悪で大変になるばかりだ。私は住民の願い実現のため、頑張ってきたが町民の暮らしを守るためには県政の役割も大きいことを痛感してきた。寺田知事は市町村合併を全国に先駆けて強力に推進したが、合併は住民サービスの後退を余儀なくさせ、住民には閉塞感が広がっている。その上で今度は全国に先駆けて『子育て支援と教育充実のための新税』を導入しようとしている。税金の使い方を見直し、新たな県民負担なしの子育て支援・教育の充実を行うべきだ」と主張した。

  そして▽庶民大増税を止めさせ、住民税や国保税、介護保険料の負担を軽くする▽医療・介護・福祉、障害者自立支援法の見直し▽地方交付税の削減や道州制に反対▽中小の農家つぶしの農政から、意欲ある農家を支援する県政に▽パート、臨時雇用の労働条件の改善─などを公約に掲げた。

  泉町議は上小阿仁村出身で、県立米内沢高校卒。1976年に入党し、特別養護老人ホーム「太平荘」(秋田市)勤務後、夫の転勤で旧六郷町に移り住み、88年6月の同町議補欠選で初当選。以後、5期連続当選し、05年9月の美郷町議選でも当選した。

  大仙市仙北郡選挙区には現職では自民党の大野忠右エ門氏(68)=長野字二日町=、社民党の佐々木長秀氏(58)=木原田=、それに無所属の渡部英治氏(57)=大曲田町=の3人の立候補は確実。そして自民党公認の新人として大仙市議の石塚柏氏(59)=泉町=、元西仙北町長の小松隆明氏(59)=刈和野字愛宕下=、元太田町長の高貝久遠氏(59)=太田町太田字築地古館=が3人が出馬表明している。また、旧仙北郡選挙区選出の自民党・原盛一県議(故人)の長女として後藤幸子氏(36)=刈和野字上ノ台=が自民党推薦候補として出馬を表明している。さらに元職の樽川隆氏(65)=美郷町土崎=が無所属からの復帰を目指して出馬表明しており、来春の大仙市・仙北郡選挙区は定数5を巡って現職3、元1、新人5の合わせて9人が出馬する大激戦となる。