ふれあいオーケストラ演奏会

音楽を通じて集う子どもたち

大人も交えて4年振りのコンサート(2月8日・水)

  大仙市の大川西根小学校音楽室を会場に音楽活動をしている子どもたちの「ふれあいオーケストラ演奏会」が4日、大曲中央公民館であった。ふれあいオーケストラは1992年9月14日、学校の週5日制への試みとして第2土曜日を「ふれあい休日」としたのを機に各学校で体育館と運動場を子どもたちの受け皿として開放したのが始まりだった。

  中でも大川西根小学校では音楽室や図書室、図工室なども開放。その日は女の子6人が音楽室に集まって弦楽アンサンブルを楽しんだ。現在、同オーケストラの代表を努めている坂本昌さんはその当時、同校の校長だった。その坂本さんも子どもたちの音楽活動に参加した。

  ブクステフーデの「弦楽のためのプレリュード」やモーツアルトの「おもちゃの交響曲」を演奏し、間違っても大笑いして演奏を楽しむ雰囲気に引き込まれ、次第に図工室や体育館で遊んでいる子どもたちも音楽室に集まるようになった。そして2年後には第4土曜日も「ふれあい休日」となり、子どもたちは「ふれあいさ行って来る」と家族に告げて集まるようになり、大曲中央公民館のステージを会場にした演奏会へと発展した。

  しかし、その練習活動は次第に演奏会のための練習となり、本来の音楽活動を楽しむ狙いから離れ出した。このため01年の8回目の演奏会を1オクターブ記念とし、もう一度原点に返ってみようと02年から演奏会は休んだ。

  しかし、その間も同校の音楽教師である渡邉圭子さんがボランティアで第2、第4土曜日の午前中、「ふれあいオーケストラ」の練習活動を指導。練習には大川西根小の児童だけでなく口コミで大曲小や角館東小、美郷町の金沢小、それに幼稚園児まで12人が集まっている。そして音楽の好きな大人たち9人も参加して練習を楽しんできた。

  そうした成果をもう一度、みんなの前で披露したいと今回4年振りに演奏会を開いた。集まった聴衆は50人ほどだったが、大人も交えた21人のオーケストラは第1回目の演奏会と同じプログラムで出直しを図ろうと「レッツダンス」や「ウクライナのベルキャロル」、黒人霊歌の「ゆけ、モーゼ」など5曲を美しい旋律で演奏。聴く人も演奏する子どもも大人も〃音楽〃を通じて心が一つになる和やかな演奏会となったと評判を呼んだ。