「子ども見まもり隊」結成

美郷町でボランティア組織

子どもの安全守ろうと町民が結集(2月8日・水)

  登下校中の子どもたちの安全を地域みんなの力で守ろうと、美郷町のボランティア組織「子ども見まもり隊」の結成集会が7日、同町六郷公民館で開かれた。集会には地域住民や交通指導隊員、防犯協会員、それに町内をバイクや車で走ることの多い郵便局やタクシー会社などから合わせて約180人が参加。みんなの力を結集し、子どもたちが安全・安心して暮らせる町を目指して「通学路や校外の安全、子どもへの声かけ運動に努めます」と集会宣言をした。

  町広報を通じて子ども見まもり隊を募った結果6日現在で個人165人、企業44社、それに防犯協会や交通指導隊、町役場などを加え総勢397人、車両772台の陣容で隊が結成された。隊員には車の両側のドアに貼る「子ども見まもり隊」と書かれたマグネット式のステッカーや緊急連絡先の一覧表などが渡され、今後は児童生徒の登下校時を中心に通学路を走って子どもの安全を見守り、声をかけるなどして心の交流も深める。

  結成集会で松田知己町長は「子どもの安全を見守りたいとこれだけ多くの人が集まってくれた」と感謝し、地域の人たちが協力して農作業をした昔ながらの「結(ゆい)の精神がこの美郷にはある。互いに支え合い、協力し合うことが相手のためであり、自分のためだ。地域全体で防犯に取り組んでいることをアピールし、犯罪抑止と地域づくりにつなげたい」と呼びかけた。

  続いて大仙警察署の小松令了・美郷交番所長が「不審者から声を掛けられたり、後を付けられた、腕を引っ張られて車に乗せられそうになったなどの報告が昨年だけでも県内で38件あった」とし、「大切なことは犯罪の芽を摘むことで、多くの人が目を光らせている地域では犯罪も起こりにくい」などと講話した。

  さらに地元老人クラブの協力で昨年7月から「地域安全みまもり隊」を作っている千畑南小の鈴木恒久教頭がその活動事例を発表。鈴木教頭は「みまもり隊は学校での餅つきの集まりに参加したおじいさんからの提案で作られた」と紹介し、「無理をしないで都合のよい日、体調のよい日に子どもたちの帰る時間に散歩しながら、あるいは玄関前で、農作業や庭仕事などをしながら見守ったり、声を掛けてくれるだけでいい」と述べた。そして「おじいさん、おばあさんたちは本当に熱心に取り組んでくれている。その気持ちに感謝し、27日に子どもたち全員で『ありがとうの会』を開くことにしている」と報告した。