大曲家畜市場

子牛の初競りで活気づく

193頭、平均価格約50万円で販売へ(2月11日・土)

  大仙市高関上郷の仙北畜産農業協同組合(鎌田正組合長)が運営する「大曲家畜市場」で10日、子牛の初競りが行われた。黒毛和種の子牛(生後7?9カ月)のうちメス86頭とオスの去勢107頭の計193頭が競り落とされた。取り引き価格は税込みでメスが平均44万3161円、オス去勢は54万6128円だった。1日の取引高は9654万7500円となった。昨年12月10日に比べメスは約5300円値上がりし、オスは約3万2000下がった。平均価格は50万246円だった。

  オスの値段は下がったものの同組合によると牛肉は繁殖農家の高齢化に伴い生産量も少ない上に、アメリカからの牛肉の輸入中止などもあって枝肉は高騰、このため子牛の取り引き市場は高値傾向にあるという。

  この日は大仙市と仙北市、美郷町の繁殖農家約150人から計194頭が出荷され、競りにかけられた。それを県内外の肥育農家ら120人が買い手となって競りに掛けられ、売り買いが成立した。買い手の農家は一頭、一頭を市場に出される度にその体重や父、母方の血統、姿形などを吟味し、値段を付けていた。電光掲示板に示された25万円という数字がたちまちのうちに35万円、45万円、50万1000円とつり上がり、静かな熱気の中で取り引きが重ねられた。

  この日、競りにかけられた牛の体重は300キロ前後。肥育農家は2年ほど掛けて生育させ、450キロ前後の体重に育ってから牛肉市場に出す。枝肉の1キロの単価は2000円ほどで、450キロなら90万円前後の価格になるという。

  同市場によると04年度(04年4月〜05年3月)の子牛の取り引きは1406頭で6億5000万円の取り引きがあった。この日は初競りだけに取り引きの始まる前に全員が神棚に柏手を打って市況の活性を祈った。そして鎌田組合長らは「消費者から理解の得られる安全で安心な子牛の生産活動をしたい」とあいさつしていた。