横手焼きそばはいかが

働く喜びをと「ほっと大仙」

大仙市役所で焼きそばカーをデビュー(2月11日・土)

  NPO法人障がい者自立生活センター「ほっと大仙」(石川和美理事長)では10日、大仙市役所本庁で「焼きそばカー」でのデビュー販売をした。働くこと、そして働いて利益を得ることで社会参加の意義を見つけたいと、焼きそばカーでの出張販売を始めたもので、栗林次美市長をはじめ職員らが行列を作って注文。当初の目安は50食分だったが、30食分を追加するなど盛況だった。

  焼きそばカーは昨年10月、独立行政法人・福祉医療機構からの助成を受けて買い求めた。障害者(児)が地域で自立した心ゆたかな生活を営むため、障害者自らサービスの提供者でありたいと04年8月に設立された「ほっと大仙」。現在、会員は約120人で、大曲大町には福祉店舗「ほっぺ」を開業し、障害のある人たちの働く場、触れ合いの場として賑わっている。そして移動福祉店舗「焼きそばカー」が入ってからはさらにその活動範囲も広がって、さまざまな催し物やイベントを見つけては店舗を開いている。

  先月25日に大仙市の仙北ふれあい文化センターであった寺田典城知事の市町村懇談会の場では石川理事長が「県の施設で焼きそばカーの出張販売をさせてもらえないか」と要望。知事も「県立農業科学館などでイベントがあったら優先的に使ってもらうようにしたい」と快く引き受けた。そして今月2日には県庁から声が掛かって秋田市へと出張。県庁では寺田知事をはじめ100食分の注文があったという。

  ほっと大仙ではさらに大仙市役所にも出張販売を依頼。市でも職員玄関前での販売を許可し、この日がデビューとなった。焼きそばカーには石川理事長をはじめボランティアの女性と障害のある人たち8人がスタッフとして参加、昼前には庁内を回って「心をこめた温かさをその場で届けます」の宣伝チラシを配った。

  職員たちは昼休みになると続々と職員玄関に顔を出し、長い行列が作られた。1杯400円の目玉焼き付きの「横手焼きそば」が次々と出来上がり、ナイロンのパッケージに入れては手渡した。それぞれの机に戻って口にした職員たちは「おいしい。これからも来てもらいたい」と喜んでいた。栗林市長も久米正雄助役らと口にし「いい味です」と目を細めていた。ほっと大仙では今後も金曜日には同市役所で出張販売したいとしている。またこれからの冬まつり会場にも積極的に出て、焼きそば販売をしたいと張り切っている。