大仙市仙北地区
払田柵で幻想的な冬まつり(2月13日・月)
蝦夷(かい)ほたるよ灯れ─。大仙市仙北地区の国指定史跡「払田柵」の南門広場で11、12の両日、「払田柵の冬まつり」が開かれた。広場には約1500個のミニカマクラが作られ、夜の闇が訪れると共にロウソクが灯され、そのほのかな灯が冬のホタルのように輝いた。払田柵に蝦夷(かい)ホタルを灯そうと史跡の里づくり委員会の主催で8年前から始めた。訪れた多くの人たちはミニカマクラの中に灯されたロウソクの灯に手を合わせ、幻想的な雪景色を楽しんだ。
11日は蝦夷ほたる作りで地元の親子連れを中心に約400人が集まってバケツに雪を詰める作業を行った。また払田柵跡は来年の「秋田わか杉国体」の炬火(きょか)の採火地になっていることから、県仙北地域振興局も参加し、国体をアピールしようとわか杉国体のマスコットとなっている「スギッチ」の雪像づくりを行った。
すぎっちは秋田杉をイメージにしたマスコットで、事前に県職員が会場に高さ2メートル、幅2メートル、奥行き1メートルの雪の柱12本を作っておいた。そして同振興局の呼びかけで参加した15組の親子がスコップやノコギリを手に柱を削り、かわいいスギッチのマスコットに仕上げた。
一方、ミニカマクラ作りを終えた子どもたちは大人たちから振る舞われた豚汁に舌鼓を打ちながら、雪の滑り台に登ってソリ遊びや尻滑りなどを思う存分楽しんだ。今年はウンザリするほど雪と付き合った大人たちも雪原ではしゃぐ子どもたちの姿や暗くなって灯された〃蝦夷ほたる〃の幻想的な光景に「雪もまんざらではないな」と満足していた。
12日は雪上グラウンドゴルフ大会や無料の鍋まつり、そして雪の滑り台から滑り降りる「けっち滑り大会」や餅つきなども行われた。
写真▽会場には12体のスギッチが作られた▽振る舞われた豚汁を楽しむ子どもたち▽ロウソクの灯された蝦夷ほたる