秋田スギ乾燥センター完成

秋田スギの需要拡大へ

高周波・蒸気複合高温乾燥機を導入(2月27日・月)
 

  協同組合秋田スギ乾燥センター(黒澤昇組合長=黒澤製材所社長・仙北市角館町)が田沢湖小松字外の山地内の仙北東森林組合木材流通センター内に建設していた「秋田スギ乾燥センター」が完成、24日、現地で竣工式が行われた。乾燥センターは県南で初めての施設となる。

  同センターは地元産のスギ材を安心して住宅建築に使ってもらい、秋田スギ製品の需要拡大を図ろうと大仙市、仙北市、美郷町の素材生産事業体や木材加工業者、住宅生産者らが協同組合を設立させ、乾燥製材品の生産供給体制を整備し、地域の林業・木材産業の活性化を図ろうと国や県の補助を受けて建設した。

  センターは乾燥機2基(4室)と木造平屋建て400平方メートルの作業用建物、同174平方メートルの製品保管庫からなり、柱の表面を仕上げる修正挽き機能付きモルダーと水分や強度を測定するグレーディングマシーン、集塵装置などを導入。総事業費2億3870万円をかけた。

  住宅部材は以前は大工が柱を組み立てるためノミで削るなど加工をしていたが、現在はそれを工場で仕上げるプレカット化が進み、構造材を中心に外材集成材のシュアが拡大している。こうした中、秋田スギ製品の需要拡大を図るには木材を乾燥させ、寸法の安定性に優れた品質の供給が不可欠となっていた。このため木材の内部まで完全に乾燥させ、柱が建築後に割れることのないよう高周波・蒸気複合高温乾燥機を導入した。

  完成したセンターでは消費地を秋田市以南とし、03年度の木造新設住宅着工戸数約3800戸から生産量を決定。3寸角、4寸角の管柱(くだはしら)は総使用量約1万300立方メートルのうち外材使用量2530立方メートルの50%、また梁・桁については総使用量約2万2200立方メートルのうち外材使用量1万5229立方メートルの10%を生産目標数量とし、平角1872立方メートル、正角1236立方メートル、板類184立方メートルの秋田スギ乾燥製品を生産することにしている。