大仙市の2月定例議会開会

06年度当初予算など132議案を上程

栗林市長、市民と協働のまちづくりを施政方針で強調(2月28日・火)

  大仙市の2月定例議会は28日開会、栗林次美市長が招集のあいさつで、今議会に上程される議案は132件であること、会期中に議員報酬及び政務調査費並びに常勤特別職の給料月額について「特別職報酬等審議会」に諮問し、その答申を踏まえて関連条例案を追加提案したいと述べた。さらに笹元嘉辰教育長から「3月末をもって教育委員会委員の職を辞したいとの願いがあった」として後任の人事案件と任期満了に伴う人権擁護委員の候補者の推薦に関する人事案を追加提案する方針だと報告。最後に本庁勤務の男性職員が酒気帯び運転で警察の取り調べを受けたことも明らかにし、職員事故等審査委員会に諮って最終的な処分を決定したいと述べ、議会と市民に謝罪した。

  議会はこの後、会期を3月20日までの21日間と決め、栗林市長が「施政方針演説」を行った。

  市長はその中で初代の大仙市長として「市政は市民のためにを基本理念に情報公開や説明責任による開かれた市政の推進、市民と協働のまちづくり、職員が常に市民の目線に立ち、現場に足を踏み入れ、市民と一緒に汗をかき、行政情報を分かりやすく提供する体制づくりに努めてきた」とし、今後もその姿勢を「変えることなく市政運営に努めたい」と述べた。

  そして06年度を大仙市の実質的なスタートの年と位置づけ、「人が活き人が集う夢のある田園交流都市の実現に向け、着実な一歩を踏み出したい」との決意を示した。そのため「駅前第二地区土地区画整理事業」を核に国道13号と結ぶ「駅東線街路整備事業」並びに神岡地域、中仙地域、協和地域の「まちづくり交付金事業」及び太田地域の「むらづくり交付金事業」の推進に努めたいと述べた。

  また目玉事業として実施している小学校卒業までの「医療給付扶助」や満2歳未満児への「すこやか子育て手当金支給事業」を「今後も継続できるよう制度の見直しを図りながら実施したい」と語った。さらに高齢化に伴う「介護予防事業」や「高齢者支援」、仙北組合総合病院の早期移転新築問題への積極的な取り組みも課題として演説に組み入れた。

  新年度当初予算については「市税収入は低い水準にあり、大幅な好転が望めない」とし同時に合併支援補助金の減、三位一体改革の推進による国庫補助負担金の削減、地方交付税の見直しや人口減などで「厳しい財政状況だ」とし、「07年以降の財政状況は今以上に厳しくなる」との見通しを示した。このため「職員の管理職手当の20%削減、時間外手当の50%削減などを実施し、人件費の縮小を図った」とも述べた。

  現在、作成中の「大仙市総合計画」の基本構想(案)は06年度を初年度に2015年度までの10年間を計画期間とし、その将来都市像を「人が活き人が集う夢のある田園交流都市」としたいとの方向を示した。そして施策の柱を健康福祉分野では「安心して健やかに暮らせるまちづくり」、教育分野では「未来を創り心豊かな人を育むまちづくり」、産業分野では「生活の基盤が整ったまちづくり」、環境・安全分野では「環境と調和した快適で安全に暮らせるまちづくり」、地域情報・交流分野では「仲間とふれあいともに活躍できるまちづくり」の方針とした。

  最後に 05年度一般会計補正予算案23件及び06年度一般会計予算案など予算案26件、一般職の給与に関する条例の一部改正など条例案33件、そして4月1日から施行される「指定管理者」の指定に関する議決を求めるなど単行案49件、承認案1件の合わせて132議案を上程した。

  そのうち、05年度一般会計補正予算1億9313万8000円と市立大曲病院事業会計補正予算221万1000円は3月中に施行するため、この日の議会で審議し原案通り可決した。
一般会計補正による事業は除雪に要する車両の燃料費及び修繕費、機械の借り上げなど約1億2705万円と機構改革に伴い、日の出町2丁目の旧秋田銀行大曲南支店を市庁舎として借り入れるための修繕経費約487万円、それに雪下ろしの事故で亡くなった4人の市民への災害弔慰金支給のための「災害救助扶助費」としての2000万円。市立大曲病院は事業会計補正予算は、老人性痴呆疾患病棟整備に伴うもの。

  議会はこの後、6日まで休会し7、8の両日に一般質問、9日に予算質疑が行われる。