大仙市大曲新人音楽祭

67人が3部門で熱演

17人が予選通過、グランプリ目指す(1月7日・土)
 
 出演者は熱演を展開した。   大曲華道会が生け花を展示して歓迎。

  第18回大仙市大曲新人音楽祭コンクール(主催=大仙市、同市教育委員会)は7日、大曲市民会館と中央公民館を会場に予選の演奏会が行われた。コンクールには海外も含め全国各地からピアノ部門23人、弦・管・打楽器41人、声楽12人の計76人のエントリーがあった。しかし、天候の関係などで9人が欠席、演奏者は67人となった。審査の結果、ピアノ部門では5人、弦・管・打楽器からは8人、声楽部門からは4人の計17人が予選を通過、明日8日午後0時半から開幕する優秀者演奏会(本選)でグランプリ(副賞30万円)目指して熱演が展開される。

  新人音楽祭は市民生活の中に音楽文化が自然にとけ込んでいるヨーロッパの町のように若手音楽家の育成で〃音と光りと水のまち〃らしさを出したい旧大曲市と同市教育委員会の主催で1987年に始まった。過去の受賞者の中には海外コンクールで入賞したり、国内外でのコンサートで活躍している人も多く、大曲新人音楽祭は若手音楽家の〃登竜門〃として高いレベルに達している。

  昨年から市民参加型の音楽祭にしたいとボランティアも募集。出演者の案内や接待のスタッフとして11人が応募。さらに練習場所の提供も6人からあった。また、大曲華道会(鎌田一葉会長)の会員たちが「出場者を市民の手で温かく迎えたい」と2つの会場の玄関ホールに生け花を飾るなどの協力もあった。

  両会場には音楽ファンや吹奏楽部で活躍している多くの中学生らが詰めかけ、それぞれの演奏に熱心に耳を傾け、出演者の熱演に温かい拍手を送っていた。仙台市出身で神奈川大学3年生の女性はサクソフォンを演奏。「今回で2回目だが、自分らしく演奏できた。多くの人が聴いてくれる会場で演奏するのは気持ちがいい」と話しながらも「夕べから泊まってますが、それにしてもすごい雪」と驚いていた。

  演奏会が終わると市民会館で予選通過者の発表があったが、発表の前に6人の審査員がそれぞれの演奏について講評。ピアノでは「人の前で弾くというのは練習とは違う。聴いている人たちに伝えるにはエネルギーが必要だが、そのエネルギーを感じさせない演奏があった」と述べた。弦・管・打楽器では「曲をもう少し深く考えて演奏すべきだ」「体で歌っているのを楽器にもっと伝え、意思のある音、体全体に感じた演奏にすべきだ」などのアドバイスがあった。声楽では「体全部を使って表現するのが声楽。自分の体が楽器だからその楽器を使いこなさなければならない。それに歌詞という言葉がある。その歌詞の中にある心を自分の体を使って表現する事を大事にすべきだ。そのためにも普段から姿勢を正しくしてもらいたい」と注意していた。

  審査の結果、予選通過者は次の通り。

  ◇ピアノ部門=関葉月、進藤麻美、黒岩悠、近藤美穂子、山形佑輔

  ◇弦・管・打楽器部門=大槻英未、新井瑞穂、原香恋、西巻有希子、佐藤欄子、小野寺緑、大場さや佳、大山権之助

  ◇声楽=宗田舞子、包金鐘、近野賢一、谷藤ひろ美