子どもを犯罪から守ろう

大仙市で新たな取り組み

公用車にパトロール中のステッカー貼付へ(1月17日・火)

  大仙市は子どもの安全対策を高めようと今月末から「子ども安全パトロール実施中」のステッカーを公用車に貼って走らせるなど、全市的な防犯運動を展開することになった。公用車を運転する際にはマグネット式のステッカーを運転席と助手席の両側に貼って走らせるもので、公用車を運転する職員の防犯意識、そして市民も一緒になって子どもを守ろうとする意識を高めようという狙い。ステッカーは専門業者に発注した。

  昨年末、広島市と栃木県今市市で小学1年の女児が犯罪に巻き込まれ、殺害されるという悲惨な事件が相次いだことから、12月議会の一般質問でもその対策を求める声があった。これに対して市では「公用車への『子ども安全パトロール』のステッカー貼付は、防犯も含め安心・安全のまちづくりに有効であり、市職員の防犯意識の高揚にもつながる」として早期の実施を約束していた。

  また市内31小学校から寄せられた情報では昨年4月から12月9日までの間に児童が下校時に不審者から声をかけられたのが26件、そのうち車に乗せられそうになったなど具体的な被害が1件あったとの報告も議会であった。市内12中学校でも生徒9人が不審者から声をかけられたという。

  こうしたことから子どもたちの身の危険はよそ事ではないと危機感を強め、市の公用車も子どもたちの安全のために役立てようとなった。同市が所有している公用車はリースも含め普通車で242台、軽自動車79台、除雪車などの特殊車両を含めると539台となっている。

  市では「子ども安全パトロール  実施中  大仙市」と書いたステッカーを約27万円の予算で100台分、200枚を発注した。ステッカーは縦30センチ、幅50センチの大きさで、蛍光グリーンの下地に赤と黒の文字が浮かび上がるようにした。

  そして8つの総合支所と教育委員会、それに保健センターにそのステッカーを配布。職員は公民館や学校への連絡などで公用車を運転する時は、そのステッカーを運転席と助手席の両側に貼って目立つようにする。そして可能な限り学校の前を通ったり、子どもたちの下校時にはその通学路を走って「パトロール中」の文字が目につくようにしたいとしている。