大仙市・仙北郡は定数5、仙北市は1に
大仙市・仙北郡は混沌、仙北市は現職の一騎討ちも(1月17日・火)
市町村合併に伴い県議選の区割り変更されることが16日の県議会の議会運営委員会での協議の結果、固まった。合併によってこれまでの大曲市選挙区(定数2)、仙北郡選挙区(定数5)はなくなり、大仙市・仙北郡(美郷町)=定数5=、仙北市=定数1=と選挙区が分かれる。また県議の総定数も現行48から45へと削減される。この新たな選挙区は2月定例議会に関係条例の改正案が提出され、可決されると来春4月の統一地方選から適用される。
旧大曲市選挙区選出の辻久男(自民党)、渡部英治(みらい21)の両県議は改正によって次回からは旧大曲市だけでなく、合併した旧7町村も選挙区となるほか、美郷町の旧3町村も新たに加わる。旧仙北郡の選挙区は昨年9月に原盛一氏(自民党・旧仙北町)が亡くなったため、安杖正義氏(自民党・旧角館町)、大野忠右エ門氏(同・旧中仙町)、佐々木長秀氏(社民党・旧西仙北町)、門脇光浩氏(いぶき・旧西木村)の4人となっている。
しかし、改正によって旧仙北郡は大仙市・仙北郡と仙北市の2つの選挙区に分裂。安杖氏と門脇氏はいずれも仙北市が地盤だけにお互いが立候補するとすれば同市を選挙区に一騎討ちとなる。
一方の大仙市・仙北郡は原氏が亡くなったため、辻、渡部の両県議が同選挙区から出馬することになっても現職は大野、佐々木両県議の4人だけとなる。現状では定数5に1人足りないが、前回の県議選で破れた樽川隆元県議は17日、本紙の取材に対し、「農業法人を立ち上げ、それを専門にやるつもりだったが、支持してくれる後援会の人たちから『現状では美郷町が空白となる』と出馬を強く勧められており、決意した」と事実上の意思表明をした。
樽川氏が出馬するとすれば大仙市・仙北郡は定数5を満たすが、合併で自然退職となった旧町村長からの出馬のうわさもあり、情勢は今後、混沌としそうだ。
一方の辻氏は「選挙区の変更は前から分かっていたことであり、昨日の結果には特別な思いはないが、次の選挙は郡部も入ることになり後援会づくりも含め、どういう戦術を立てるべきかじっくり考えたい」と話す。また渡部氏は「範囲が広くなって大変だというのが実感だ。ただ昨年4月の大仙市長選で、栗林次美市長の応援で大仙市全体を歩き、人脈は広がった。しかし、全く未知数の美郷町も選挙区に入るので広い視野で活動しなければいけない」と危機感を募らせる。