花はいかがですか

県立大曲農業高校

ひと足早い春を届けに花の販売へ(1月18日・水)
 

  花はいかがですか─。大仙市の県立大曲農業高校(近藤捷敏校長・生徒数663人)恒例の花の販売実習が17日から始まった。学校のビニールハウスで栽培した鉢植えの花を生徒たちがケースに入れて販売して歩くもので、市民から「ひと足早い春が来たみたい」と歓迎されている。

  ビニールハウスではサクラソウの仲間であるプリムラオプコニカやサイネリア、西洋ツツジの一種・アザリアの3種類、計1200鉢が栽培されている。そして咲き出したのを見て生徒たちが販売に出ているもの。今、売っているのはプリムラオプコニカ。ピンクや紅色が鮮やかだ。種類によって値段は違うが、1鉢400円から600円と手ごろなのも市民の人気。

  生徒たちは2人から3人でコンビを組んで、市役所や警察、県の出先機関、そして一般住宅を訪問しては「大農の販売実習で花を売りに来ました。いかがですか」と声をかけている。中には生徒たちの姿を見ただけで足を止め、「一つ下さい」と路上で嬉しそうに買っていく市民も。外はどこもかしこも雪の山だけに可憐な花の色を楽しみたいようだ。

  プリムラオプコニカはあまり気温の高くない、室温10度から15度程度の玄関などに飾っておくと次々と花が咲き出し、6月ごろまで持つという。シネラリア、アザリアは2月ごろから咲き出し、いずれも1カ月ほどは楽しめる。学校では「花が咲き出してから販売してます。中には自宅で咲かせたいと買い求めに来る方もいますが、光りの関係か、咲かせずに終わってしまうようだ」と話す。

  ケースに入れた6鉢が全部売れて、戻ってきた女子生徒は「売れると嬉しい。それよりも皆さん歓迎してくれるからもっと嬉しい」とニコニコしていた。担当の先生も「販売実習は大人との会話を通じて社会性を身につけてもらうのも狙いです」と花を手に市街地へ出かけていく生徒たちを見送っていた。