JA秋田おばこ
職員を除雪ボランティアとして派遣(1月19日・木)
| 除雪ボランティアを激励する栗林市長。 | 一人暮らしの高齢者宅の雪下ろしをするボランティア。 |
除雪は人海作戦で─。JA秋田おばこ(藤村正喜組合長)では19日、大仙市と仙北市に除雪ボランティアの職員を派遣、小・中学校や幼稚園、保育園、さらには一人暮らしの高齢者宅の屋根の雪下ろしや除雪作業をした。
今年は記録的な大雪に見舞われ、地域全体が疲労困憊している状態だが、JA秋田おばこでは「地域の暮らしと安全を守ることも農協の使命」と両市と美郷町にボランティアの派遣を申し出ていた。3市町とも豪雪対策本部を設け、道路の除雪や排雪などに総力を挙げて取り組んでいる。美郷町では15日までに除排雪や高齢者宅の雪下ろしはほぼ終えたことから、ボランティアの支援は大仙市と仙北市で全力を尽くしてもらいたいと譲った。
このため大仙市には約200人、仙北市には約90人の男性職員を派遣。大仙市では午前9時からそれぞれの支所と本庁で出発式を行った。除雪作業には市からも約100人の職員が参加した。この日は猛烈な吹雪。本庁ロビーでの出発式で栗林次美市長は「今日はそれぞれの支所でも出発式を行っている。本当にご難儀をかけるが、市としても豪雪対策本部を設置、最高レベルでこの雪と対応している。しかし、まだ地域住民の安全の確保に至ってない所もあり、皆さんの力を借りてそういう所をなくしていきたい。事故に気をつけて頑張ってほしい」と激励した。
また藤村組合長も「JAとしても少しでもこの地域のお役に立ちたいと除雪ボランティアの派遣を決意した。けがや事故のないよう気を付け、地域ボランティアとして皆さんの役に立つよう頑張ってもらいたい」と励ました。
ボランティアはそれぞれの車で派遣要請のあった小学校や中学校、幼稚園、保育園へと向かった。派遣要請は小学校からは16校、中学校からは6校あった。さらに幼稚園と保育園合わせ6施設にボランティアが向かった。また民生委員や在宅介護センターを通じて屋根の雪下ろしや家の回りの排雪の必要な一人暮らしの高齢者6世帯で作業をした。
大曲小学校では体育館の非常口や校舎1階にある1年生の教室のほとんどの非常口が除雪車で寄せられた雪でふさがれた状態。隣の南幼稚園でも屋根から下ろした雪で非常口は雪の山で埋もれた状態。先生たちは「万が一のことがあれば子どもたちの逃げ場がなくて心配だった」と除雪ボランティアを歓迎していた。
スコップを手にした農協と市の職員、それに学校や幼稚園、保育園では用務員の人たちも一緒に非常口の雪を寄せたり、危険と思われる屋根に上がって雪下ろしもした。雪下ろしは重労働だけに汗だくとなったボランティアの人たちは休憩時間中にストーブを取り囲んで下着を取り替えていた。
大仙市だけでも約300人の人手が出ただけに、トータルで34カ所の除雪や屋根の雪下ろしも力を発揮して午前中に作業をほぼ終えた。